2019年12月 2日 (月)

2019.11.30セミナー報告「古代ケルト聖なる樹の教え」第4回

【ケルト・セミナーの報告】
★日時:2019年11月30() 11時~15時30分
★ケルトの暦:闇の半年
★テーマ:森へ還る、わたしに還る
主催:カフェ「ストロベリー・フィールズ」(埼玉県比企郡吉見町)

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こんにちは。1130日(土)、拙著『古代ケルト聖なる樹の教え』をテーマにしたセミナーの第4回目が無事に終了しました。

出版して10年以上が経つのに、「この本、大好き」と言ってくださる方がいるのは幸せです。そんなファンの1人、中村薫さんから「ぜひケルトのセミナーを」と要望があって始めた会です。

1人が一方的に話すのではなくて、ご一緒に何かできないかしら・・・と相談して、薫さんが営むカフェで、ランチ付きのセミナーを開催することにしました。ただのランチではありません。ケルトの人々が食べていた食材、調理法、聖なるハーブや果実、聖なる動物を使った料理を薫さんが創作します。

今回のテーマは「森へ還る」。ハロウィンが終わり、111日にケルトの新年が明けました。「闇の半年(111日~430日)」が始まったばかりですが、これから寒さがつのり、家にこもることも多くなる季節です。そこで、「内なる自分と対話する―森へ還る、わたしに還る」をテーマに1日を過ごしました。くわしい内容は参加してくださった皆さまとのヒミツ。写真とともに少しだけご紹介します。

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<前菜>ケルティック・ノット・プレート「海 空 大地」
ケルト文様をお皿にデザインしました。左上は聖なるサーモン、知恵の象徴です。

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<メイン>聖なるどうぶつ「ポークの香草焼き キノコ添え」
ブタは「おおらかさ、のんき」のシンボル。楽しく平和な毎日を約束する動物です。

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<デザート>愛の果実「まんまるリンゴのパイ包み~神秘のペンタグラム」とエルダーフラワーのティー。
リンゴを横に切ると、五芒星(☆)が出てくることから、魔法の力を宿すと信じられました。

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寒い冬を乗り切るさまざまな工夫がケルトの生活にはありました。赤い実は魔除け。松ぼっくりは金、豊かさ。

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「わたしに還る」ため、チューリップの球根を使った瞑想もしましね。

こうして前半はケルトの風習や、聖なる果実、木々のお話などをしながら、「森へ還る」をカラダと心で体感していただきました。後半では皆さんのシンボルツリーについて話しましたよ。「誰もが1本の木を抱いて生まれてくる」と考えていたケルトの人々。生まれた月日によって守護樹があります。今回はイトスギさん、エルムさん、ブドウさん、マツさん、ヤナギさん、ナナカマドさん。同じ木の人もいましたね。とはいえ、木は日々成長していますから、生まれた月日でそれぞれメッセージは違いましたね。
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5月、「光の半年」を迎えるまでの時間、木々のメッセージが心に響き、毎日の生活に生かしていただけたら嬉しいです。

いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
また、お目にかかりましょう! by Rieko Sugihara

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2019年11月19日 (火)

平和授業のごほうび

11月初め、都内の某小学校の学習発表会に招待していただきました。同校では6年生を対象に、2017年からゲスト・ティーチャーとして、平和授業をさせていただいていています。先生方から「6年生が「戦争と平和」をテーマに発表するので、ぜひみんなの成果を聴きに来てください」とお誘いを受けました。

朝、1年生から始まり、6年生まで全員参加で舞台発表。各学年、持ち時間は約25分。全学年、通しで見学しました。子どもたち自らが考えたセリフ、舞台の展開、ビジュアル、音楽(うまいっ!)、ダンス(才能あるコ見つけた!)など、思いもかけない工夫とアイデアが続々で見ごたえありました。

6年生の発表が始まると、「僕たちが平和をテーマに選んだのは、杉原さんの授業がきっかけです」と自分の名前が出てきて、びっくりです。7月、「被爆樹木(原爆を生きのびた木)」をテーマにお話しさせていただいたことが心に残り、学習のテーマが思い浮かんできたそう。「原爆のことを知ろう」「戦争はどうして起きたの?」「戦時中はどんな暮らしだったの?」「私たちが住む地域はどうだったの?」など疑問が湧いてきて、11人が自分のテーマを1つ決めて、調べ学習を行う。同様のテーマで調べた子供たちがグループを作ってさらにテーマを深め、全体の舞台構成を考え、今回の学習発表が完成したそうです。しかも先生たちの指示はほとんどなく、子供たちだけで完成させたとか。先生方も「直すところがほとんどなかった」と言うくらいの優秀作品に仕上がっていました。

東京の子供たちからすると、広島、長崎はあまりに遠い。原爆はさらに遠い。それをどうやって、「知りたい」に変えるか、身近なこととして考えてもらえるか、試行錯誤を繰り返しながらの平和授業。こうして、子どもたちがテーマに取り上げていただいたのは、私の思いが伝わったようで本当に嬉しいです。

貴重な機会でした。これから6年生は受験シーズンに突入です。原爆や戦争の話はしばらく忘れてしまうかもしれません。それでも、大人になったとき、小学校の思い出としてこの学習発表会が蘇り、あらためて戦争、原爆、平和について考えるきっかけになればいいなと思います。

そうそう、6年生だけでなく他学年もすばらしかったんです。1年生、2年生、4年生は絵本を使った発表、3年生は植物観察や蚕(かいこ)の飼育、社会見学などを通して学んだことを発表、5年生はクイズ形式の学習発表と楽器の演奏など。1年生の声がいちばん大きかったのが意外のような、聞いているこちらが元気になるほどでした。

ありがとうございました!

 

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2019年7月13日 (土)

2019.7.16FM福山「ブック・アンソロジー〈もっと素敵にマイライフ〉」第25回スイレン

【ラジオ出演のお知らせ】 

月に1度、『神話と伝説にみる 花のシンボル事典』(説話社刊)から季節の花を紹介しています。 
7月は、「スイレン(睡蓮)」です。

シンボルは、「純粋」。

水に浮かんで、美しい花を咲かせるスイレン。フランスの画家、モネが愛した花ですね。
泥の水の中から生えますが、泥=汚れや穢れたものに染まらないで、美しい花を咲かせることから、「魂の清らかさ」を象徴しています。シンボルにまつわるエピソードははるか遠い昔、古代エジプトから!・・・続きはラジオでどうぞ。
 
◎番組名:エフエムふくやま・本の情報番組「ブック・アンソロジー」&
      <もっと素敵にマイライフ>のコーナーにて。
◎放送日:毎月・第3火曜日の19時35分頃から。 

日本全国どこからでもWEBでお聴きになれます。

★動画ラジオ YouTubeでお聴きください。
第25回 2019年7月16日(火)放送



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年7月12日 (金)

「100年前の東京と自然」in 国立科学博物館

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もう終わってしまったのだけど、心に残った写真展。国立科学博物館での「100年前の東京と自然」。植物学者A・H・ウィルソンが撮った木の写真です。麻布・善福寺のイチョウ、小石川植物園のサクラなど、1914年の木の姿と現在の木とが並べて展示してありました。現在とほとんど変わらない木もあれば、今はもうない木、木はあるが周囲が様変わりして、昔の面影を感じられない木など、100年という時の流れが写真で表現されていました。

とくに心に響いたのはウィルソンが残した言葉。

「もし写真や標本で記録を残さなかったならば、100年後にはその多くは消えてなくなってしまうだろう」(1920年)

広島・長崎で被爆樹木の撮影、取材を続け、記録を残すことの重要さを感じた内容でした。誕生日の早朝、見に行って本当によかった。

撮影したアーネスト・ヘンリー・ウィルソン(1876ー1930)はあの屋久島の巨大な切り株「ウイルソン株」を発見した人です。10年以上前、屋久島でウィルソン株の中に入った感動を思い出しました。切り株だからもう命はないはず、でも、この木には神が宿っている、、、と確かに感じた杉の木でした。

★企画展「100年前の東京と自然-プラントハンター ウィルソンの写真から」国立科学博物館にて、2019年6月16日まで。
https://www.kahaku.go.jp/event/2019/04wilson/

写真上:ウィルソン株の声を聴く。下:ウィルソン株の中。

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2019年7月 1日 (月)

根津美術館で静かな時間

水の流れる音しかしない。時々、ししおどしの音が響く。表参道の根津美術館にある日本庭園。都会の真ん中にいるとは思えない静けさに、しばらく目を閉じて、耳をすませていました。

展覧会場では「はじめての古美術鑑賞ー絵画のテーマ」。奈良時代から江戸時代まで、歴史をたどりながら、日本人が絵の中に何を描き、どう表現をしてきたか、わかりやすく展示してありました。

自然を描いた絵の多くは、吉運をもたらす画題の組み合わせで描かれ、植物や動物のシンボルを知ることができました。茄子とごぼう(根菜)で「子孫繁栄」、葦とカニで「立身出世」etc.花や木のシンボルは西洋絵画を中心に考えがちですが、日本の絵画で探してみようと、シンボル研究に新たな楽しみを見つけた1日でした。

かわいかったのは、「源氏物語」のお姫様たちが大きな雪だるまを作っている17世紀の絵

最も惹かれたのは1人の僧が立ちつくす姿の墨画。絵を見ていると、体がすーっと鎮まっていくよう、、、瞑想をしている時のような静かな静かな感覚になっていきました。あとで解説を読むと、室町時代(16世紀)に描かれた「出出釈迦図」。断食等の長い苦行の末、釈迦が悟りを得ることを諦め、山を降りる決心をした絵でした。いわば自らに挫折をした釈迦の姿ですが、修行の末に得たものは決して無にはならない、内に蓄積されていくだろう、その過程の姿ではないかと感じました。この後まもなく、尼連禅河(ガンジス川の支流パルク川)に赴いた釈迦は菩提樹の下で悟りを得たとされています。この絵のほかにも、達磨に慧可が弟子入りを頼む「達磨慧可対面図」「寒山拾得図」「百衣観音図」等、禅の思想、瞑想を学ぶ人にお勧めの絵画が多くありました。

★企画展「はじめての古美術鑑賞ー絵画のテーマ」 根津美術館(表参道駅から徒歩約10分)にて、77日まで。

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

 

 

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2019年6月25日 (火)

クリムト展に物申す

「クリムト展」へ行きました。忘れがたいウィーンへの旅、ベルヴェデーレ宮殿で、初めてクリムトと出会った時の感動をもう一度味わいたい!と出かけたのですが、なんで、こんなくすんだ壁にクリムトの絵を、、、(涙)ねずみ色とか暗い緑色とか、クリムトならではの輝きが沈んで見えます。ベルヴェデーレ宮殿では、クリムトの絵は黄金に光り輝いていました。室内装飾が美しい部屋の壁面に飾られて、その荘厳さと共鳴し合うように、絵の中の金色も、額縁の金色も、黄金色に光を放って、こちらに迫ってくるようだったのです。とくに、有名な「ユディトⅠ」。壁面を暗い色にしたのは、絵そのものをよく見せようという配慮なのかもしれませんが、クリムトの輝きを表現するにはあまりに暗すぎる、と残念に思いました。今回、いちばん心に残ったのは会場を入ってすぐの、横顔の少女像「ヘレーネ・クリムトの肖像」。白い服を着た少女のやさしい表情に心救われるようでした。
これからクリムト展に行かれる方は、本来は黄金にあふれる宮殿の美しい部屋の中に飾られていたと想像しながら、ご覧ください♪
そうそう、最後の1枚にも疑問。クリムトが描いてきた、生きる喜び!自然の輝き!を感じながら、会場を後にしたかったなあ。彼のテーマ「生命の円環」の最後を飾る作品としてなのか。円環ならば、やはり生の誕生で、新たな生命循環を感じさせる絵で締めくくるべきではなかったか、と私は思います。クリムトのめぐりゆく円環の中に身を置いて、会場を去る、、、という演出。
過去最多というこのクリムト展。ほとんどの絵を提供したベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の学芸員たちは「No!こんなの私たちのクリムトじゃない!」と言わなかったんだろうか、、、。
それにしてもクリムト・グッズの豊富さには驚きました。展示の工夫より、お金とアイデアをこちらに注いでしまったのね。と、クリムト展に物申しつつ、2回も見に行きました。
★19世紀末のウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862-1918)の25点以上の油彩画を集めた「クリムト展 ウィーンと日本1900」東京都美術館(上野)にて7月10日(水)まで。

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2019年6月24日 (月)

カピバラが好き

カピバラにさわった。おしりのへん、足の付け根あたりに「気持ちいいスポット」があるそうで、看板に「うしろを向いて座っていたら、触ってあげて」とあったので、試してみました。毛はかため。最初は知らん顔だったけど、家族の1人が触ると、耳をぴこぴこ動かした。私が触ると、あくびして、伸びして、ゆったり座り直した。とっても嬉しかった♪
★草津熱帯園

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2019年6月16日 (日)

2019.6.18FMふくやま「ブック・アンソロジー〈もっと素敵にマイライフ〉」第24回くちなし

【ラジオ出演のお知らせ】 

月に1度、『神話と伝説にみる 花のシンボル事典』(説話社刊)から季節の花を紹介しています。 
6月は、「くちなし」です。

シンボルは、「不言実行」「他言無用」。

クチナシは6枚の花びらをもった真っ白い花です。花の名前のとおり、「口」が「無し」を意味しています。シンボルにまつわるエピソードがすでに鎌倉時代に書かれているんですよ・・・続きはラジオでどうぞ。
 
◎番組名:エフエムふくやま・本の情報番組「ブック・アンソロジー」&
      <もっと素敵にマイライフ>のコーナーにて。
◎放送日:毎月・第3火曜日の19時35分頃から。 

日本全国どこからでもWEBでお聴きになれます。

★動画ラジオ YouTubeでお聴きください。
第24回 2019年6月18日(火)放送
https://www.youtube.com/watch?v=2HBp5XD3xUs


★本の詳細はこちらからご覧ください。
『神話と伝説にみる 花のシンボル事典』杉原梨江子著(説話社刊,2017)




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2019年6月10日 (月)

2019.6.24講演会「北欧神話をめぐる木の物語-宇宙樹ユグドラシルとは何か?」

【重版&講演会のお知らせ】
拙著『いちばんわかりやすい北欧神話』(実業之日本社刊)が重版になりました。昨年10月に重版になったばかりでもう次の重版という、嬉しいお知らせ。私の周りでは「北欧神話」に関心ある人はあまりいませんが、10〜20代のゲーム世代には特別な存在のよう。この前、故郷に帰った時、母親の友人(70代後半)が「私の孫がねえ、なんでおばあちゃん、僕がほしい本持っとるん⁉︎って言って、持って帰っちゃったのよ〜。もう1冊ある?」とまた買ってくださいました。お孫さんは小学生だそう。ついに、北欧神話好きは小学生まできたか!と感慨深い。
6月14日土曜日、「北欧神話」をテーマに講演します。終了後はカフェで懇親会もあります。時間のある方、北欧神話をちょっとかじってみようと思う方、ぜひいらしてください。日本でいちばんわかりやすく、北欧神話を紹介します!
演題:「北欧神話をめぐる木の物語-宇宙樹ユグドラシルとは何か?」
日時:6月14日(金)18:30〜21:00
場所:京橋プラザ区民館
参加費:1000円、学生500円
主催:北欧文化協会

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2019年5月18日 (土)

2019.5.21ラジオ出演「ブック・アンソロジー〈もっと素敵にマイライフ〉」第23回バラ

【ラジオ出演のお知らせ】 

月に1度、『神話と伝説にみる 花のシンボル事典』(説話社刊)から季節の花を紹介しています。 
5月は、「バラ」です。

シンボルは、「愛」。

バラは愛の女神ヴィーナスといっしょに生まれてきた、とギリシャ神話の中で語られています。神々が海の泡からヴィーナスを誕生させたときの場面を、イタリアの画家ボッティチェリが描いているので、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。大きな貝がらの上に、生まれたばかりのヴィーナスが立っていて、そのまわりでバラの花が風にまっている、そんな幻想的な様子が描かれています。
 
じつは、バラにトゲができた理由も、女神ヴィーナスが関係しているんです。それは・・・続きはラジオでどうぞ。
 
◎番組名:エフエムふくやま・本の情報番組「ブック・アンソロジー」&
      <もっと素敵にマイライフ>のコーナーにて。
◎放送日:毎月・第3火曜日の19時35分頃から。 

日本全国どこからでもWEBでお聴きになれます。

★動画ラジオ YouTubeでお聴きください。
第23回 2019年5月21日(火)放送
https://www.youtube.com/watch?v=O7J_YE0YH8I


★本の詳細はこちらからご覧ください。
『神話と伝説にみる 花のシンボル事典』杉原梨江子著(説話社刊,2017)



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