対馬の旅 3.海の音が響きわたる海神神社
光の美しい神社に行きました。写真は、海からの光。
海神(かいじん)神社といいます。ご祭神は和多都美神社と同じ、豊玉姫命です。
ざざーん、ざざーん。参拝する間、波の音がずっと聞こえていました。海がすごく近いのです。
清らかな、すがすがしい風も流れていました。
参道に入ると、岩から生える幼木。その岩にはカミキリムシみたいな虫が。虫にはくわしくないので、分かりませんでした。写真を見て、何の虫か、分かった方がいたら、教えてください。
苔むした桜の樹木があり、その苔は思わず舐めてみたいほど美しく、神社背景の森の大楠(多分)も迫力があり、抱きつきたくなりました。色っぽい桜の樹木の精が宿っていたかもしれません。
手水舎には可愛い龍。摂社、末社もたくさんありました。
賽銭箱が置かれた本宮前の空間は、おそらく能舞台だろうとのこと。思わず、踊ってしまいました。くるくる、くるくるまわって、巫女になった気分・・・。
帰り道、参道の階段を降りていると、光が降ってきました。一緒に旅したみんなが光に包まれていくのが見えました。
海はキラキラと光って、参道を照らします。
不思議なことに、参道の階段を降りきると、海の音は聞こえなくなりました。
海の音が聞こえる場所に、そこまで登ってくる人々に聞こえるように、神社を建てたのだろうと、天童氏は言ってました。
昔の人の知恵。自然の力を何よりも信じた人々の、海への畏怖と尊敬の念が、海の音の聞こえる海神神社をこの山の上に長い歳月、とどめているのでしょう。
杉のご神木が三本、見上げると首が痛くなるほど背が高く、そびえていました。
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