中国の聖なる樹 エンジュ
中国から帰ってきました。
素敵な樹木と出会いました。エンジュ。パソコンで漢字が出てこないのですが、木偏に鬼と書いて、エンジュ。
西安にあるイスラム教のお寺、清真寺(せいしんじ)の境内に立っていました。
すらりと立つ細い幹に、まんまるい樹冠が傘のように広がる樹木です。
樹木の下に立つと、いたずら書きの相合傘の下に立っているような気分になりました。
こんなに丸い樹冠の樹木を見たのは初めて。
きちんと剪定されているのかしら?と思ったけれど、街路樹として立つエンジュもみんな、まんまるでした。
葉っぱは透き通った黄緑色をして、風にひらひら揺れる姿はとても繊細です。
エンジュは、古くから東洋で、人々が崇拝してきた樹木。
高血圧予防や鎮痛の漢方薬として使われたり、染料や家具の柄などに重宝され、生活に密着した樹木だったようです。
調べてみると、日本には仏教伝来とともに入ってきた樹木で、
沙羅双樹、ヒマラヤ杉、チークの三霊樹とマンゴウ、そしてエンジュで、仏教五木と呼ぶそうです。
日本では、どこで会えるのかな。日本のエンジュも相合傘みたいかな。
●中国、西安。清真寺のエンジュ(マメ科)
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