さようなら歌舞伎座
昨日、歌舞伎座の一幕見席いきました。来月でもうなくなってしまう歌舞伎座。寂しい。
大好きな歌舞伎座。幕間に売店でお買い物したり、あずきアイスや白玉入りの鯛焼きを食べたり、ときにはシャンパンも。
この間、さよなら公演が始まったばかりと思っていたのに、あと38日になっていました。
3月はチケットがとれなかったので、一幕見席。歌舞伎座ならではの天井桟敷の席です。1時間以上前に並んで待って、チケット買って、4階まで上りました。高い高い、いちばん上の天井に手が届きそうな上から舞台を見るのです。
驚いたのは、声がとてもよく響いて、こちらに届いたこと。むしろ、いつもの席より声が末広がりに劇場の上方向に響いてくる感じがしたのは気のせいでしょうか。
歌舞伎役者はマイクを使わず、生の声で台詞を言いますが、こちらの胸にずどんと響くのです。
声が強く響いてくる、鼓や笛の音が鋭くとおる、ときには汗の吹き出る熱気まで、伝わってくる迫力を感じました。
歌舞伎役者の凄さをあらためて感じた、歌舞伎座の一幕見席。すべりこみセーフの初体験。
とくに、第一部の吉右衛門さんと玉三郎さんのやりとりの絶妙さ、第三部の富十郎さんの力強さに圧倒され、劇場をあとにしたのでした。★御名残三月大歌舞伎 3月28日千秋楽。
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