伊勢神宮のご神木~外宮 風宮のご神木~
ふたたび、伊勢神宮で出会った樹木のお話。
外宮の正殿から風宮(かぜのみや)へと歩いていく途中にある大きなクスノキ。
どっしりと根っこをはって、野生の本能のままにうごめくような足を持っていました。
幹は苔むしていましたが、その苔が丸い小さな葉っぱがにょきにょき伸びる種類のせいか、ちびっこい緑色の精霊がいっぱいくっついているように見えました。クスノキの大樹に安心して、伸びていっているみたい。
私も思わず寄りかかって、根っこに寝転びたくなりましたが、3月に訪れたその日は日曜日で、人が大勢通って行きます。だから、あきらめて、そうっと触るだけで先を急ぎました。
でも、誰もいないときだったら、ぜひ、ゆりかごになってほしい、大らかなクスノキでした。根元に寝転んで、ちょっとお昼寝なんてこともしたくなるくらい、ふわふわの感触だったのです。
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