ケルトの戦士たちが駆けた幻の地は
カッパドキアまでは、トルコの首都アンカラからアナトリア高原をバスでつっきって延々8時間。
樹木も川も山も、ましてビルも何もない高原、かつて、ケルトの人々が最も華やかだった時代にこの地を駆け巡った、そのころと同じ風景かもしれないと思いました。
そう、トルコにどうしても行きたいと思ったのは、“ケルト文化”が関係しているからです。
私は、キリスト教化される以前のケルトに心惹かれるのです。アイルランドやスコットランドよりも。
紀元前3世紀、イタリア、ギリシャ、そして現在のトルコ・小アジアへと勢力を伸ばしていったといわれています。
アンカラという言葉は、古ケルト語の“アンキュラ(谷間の土地)”からきているのです。
でも現在は、ケルトの面影は一つも残っていません。
アナトリア考古学博物館で、ケルトの遺産がないかと探してみたけれど、一つもありませんでした。
空と大地しかない、アナトリア高原。
どこまでも、どこまでも、何もありませんでした。
ケルトの戦士たちが馬で駆け巡るのを見たような、見なかったような。
幻の大地…。
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