東日本大震災 整体ボランティアin 福島
12日の日曜日、福島県大玉村の仮設住宅へ整体ボランティアに行ってきました。
大玉村は富岡町から避難してきている人たちがいらっしゃるところです。
今回は4人で行きました。リーダーの仁先生と、陶芸家のトンちゃん、アーユルヴェーダのお店をやっているケイちゃんと私。集会所にいらしていただいて、全身の整体&マッサージを行いました。
被災者の人がいろんな話をされていきます。
「仮設にいるのは2年の契約だったけど、5年伸びたんだよ。2年で出られるわけないと思っていたけれど…」
「5回目の一時帰宅に行くんだよ。今はもう防護服は着なくてよくなったんだ。線量が減ったから、大丈夫らしいんだよ」
「帰宅するのは4時間くらい。行けば行くほど悲しくなるね。庭は荒れ放題だしね。もう帰れないしね…」
原発から約6キロのところに家があるという男性や、お孫さんをだっこしたおばあちゃんや若いご夫妻…整体の合間に現在の状況をいろいろと教えてくださいます。
そのお話を聞くたびに、福島は、日本は、どうなっていくんだろうと思います。現状を変えていくことは私たちにはなかなかできないけれど、ほんの少しでも役に立てればと思い、続けています。
↑ボランティア・チームはこんな明るい太陽のような人が集まっています。メンバーのマモル君の絵。
昨年、約20人でスタートした整体ボランティア「チーム天真」。
リーダーの整体師・仁先生が震災直後の避難所生活の頃、一人で始められて、それからみんなを引っ張ってこれまで続けて、この8月で1年4カ月。
福島県の大玉村に月2回、南三陸町に月1回のペースで、都合の合う人が交代で行っています。
整体師、武道家、エステティシャンなど、人の“カラダと心”を元気にするプロフェッショナルがそろったチームです。
最近、整体&マッサージに加えて、健康体操も始めました。
私は仁先生に教えていただきながら続けています。特訓受けてます
私はとっても手があたたかいらしく、おばあちゃんやおじいちゃんが「気持ちいい~。手を握ってくれているだけでいい」と言われることが多くて、ゆっくりと手をさすっているとすーすー寝ちゃう時がよくあって、いつも感動します。
何もしてないのに…。なんだか申し訳ないような気もしますが、仁先生は「それでいいんだよ」と言ってくれます。
仮設住宅暮らしが長くなってきた被災者の方々の元気に役立つメンバーでありたいと思っています。
おばあちゃんの手をさすっているところ。あ、時計はずすの忘れてたっ!ごめんなさいっ
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