運命を受け入れる、という生き方

木曜日、北欧神話とケルト神話との比較論の講義のとき、木村正俊先生の言葉に思わず拍手しそうになりました。
「北欧神話には、「運命を受け入れる」という思想が貫かれている。
「運命に立ち向かう」と言ってもよい。神々はやがて死が訪れると知っているにも関わらず、運命に逆らおうとしない。滅びるとわかっていても、突き進んでいく生き方に私は無性に惹かれる」と。
北欧神話の神々しかり、北欧神話をベースとしたワーグナーのオペラ『ニーベルンゲンの指環』しかり。
木村先生の人生哲学というべき言葉が次々と飛び出し、もう夢中で聴きました。
「人生には「今だ!行け!」という天からの声に命じられるような瞬間が何度か訪れる。どうしようもなく心が突き動かされ、絶対に進んだ方がいいと、自分の心も体も、そして運命も言っている時。
しかしその道は危険きわまりなく、困難が待ち受けていることがわかっている。
そこで、進むか、引き返すか?「覚悟!」が必要なのだ。悲劇に終わるかもしれないが突き進むことだ。
私の好きな言葉に“immanent will偏在する意志”がある。大きな仕事をする人間には必ずこの覚悟がある!
しくじったらどうしようかとオドオドして、引き返してばかりいる人間は大したことなんてできやしない。逃げ癖がついて、結局何もできないんだ。天の声を感じない人間は鈍感なんだ。運命を引き受けて立ち向かうんだ!
『ニーベルンゲンの指環』のジークフリートの妻クリームヒルトはまさに運命に立ち向かった女だ。夫の復讐のために全人生を賭け、最後に彼女も殺されるが、「滅びても、目的(復讐)は果たした! 夫よ、見てくれたか!?」と感無量だったろう。
皆さんも危険を侵してでも、覚悟をもって、運命に立ち向かってくださいよ。恋愛でも勉強でも仕事でも、そうすればきっと悔いのない人生を歩けるはずだ。」
そう熱く語る木村先生の教えに、私が北欧神話にどうしようもなく惹かれる理由がわかったような気がしました。
北欧神話は誰が何と言おうと突き進む“覚悟”を問う人生哲学の書といえると思います。
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