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2013年3月20日 (水)

セミナー「木々を訪ねる横浜散歩」の報告

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本当にかけがえのない時間だったな…と思いながら、昨日、森を歩いたことをふり返ってみたいと思います。

神奈川県民共済・コミュニティフレアさんから声をかけていただいて行った、「巨樹を歩く 木々を訪ねる横浜散歩~木と心を通わせてみませんか?」の報告です。
参加してくださったのは女性8人、男性1人と、担当の西田優子さん。場所は横浜自然観察の森。

天気は晴れ! 前日は「風が強くて、雨もパラパラで心配した」という人が多かったのですが、「私は晴れオンナ! 全然心配していませんでした」と答えると「頼もしい!」という声が

ここは野性的な森、生命力あふれる森です。巨樹をめぐるというよりは、木々の野生を感じながら、五感を研ぎ澄ます時間を過ごしていただきました。

巨樹をいくつも回れるのかと思っていた人にはちょっと残念だったかな。でも、巨樹って、それぞれが遠い場所にあるんです。昨年鎌倉の巨樹散歩をした時、移動距離が長くて、木と向き合う時間が少なかったという反省から、今日は一つの森で、木のエネルギーを感じられる場所を選びました。いちばん大きな理由は心響く巨樹とは、横浜ではまだ出会っていないからなんですが・・・。
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私がみなさんにいちばん最初にお話ししたのは、「この木はこういう名前です。こんな性質です、という森の散歩は行いません」ということ。

“自分の中にあるこころの木を見つける”
“この森の中でお気に入りの自分の木を見つける”ことなどを提案しました。
日常に戻られてからも、「こころの木」を見つけるヒントになればと願っています。

最初は柔軟体操。結構ハードな山道もあるので、軽く運動してもらいました。

それから、自分という芽を出す体操。
私たち人間のカラダは、手は枝・胴は幹・足は根っこ。それをご自身のカラダで意識していただきながら、根っこは大地をしっかりつかみ、芽が大きく成長して、枝をどんどん伸ばしていく様子をカラダで表現しました。
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森を歩きながら、落葉樹にからまるキヅタ(アイビー)の神秘とヨーロッパの樹木崇拝。それからノギクの広場でひと休憩。“誰もが一本の木を抱いて生まれてくる”という樹木崇拝をベースとした「ケルトの木の暦」のお話。誕生日別の守護樹-シンボルツリーをお伝えしました。
人生を守護しているリンゴ、栗、モミ、イトスギ、トネリコ、イチジクetc

細い山道を下って。いかにも“山道”という高低差のある下り坂を降りて。
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降り切った場所には小さな川が流れています。
川の水音に耳を澄まします。歩いていると気づかないのに、ふと立ち止まると、チロチロチロと川のせせらぎが聴こえてきて、耳に心地いい。少し時間をとって、沈黙し、耳を澄ませていました。目を閉じて聞いていらっしゃる方も気持ちよさそうでした。

さらに歩いて歩いて、ミズスマシの泉へ。おたまじゃくしに驚いたり、水に手を浸したり。
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こぶしの花と、花の大きな椿を見ながら、観察小屋まで行って、カワセミが遊びに来るという泉でしばらく過ごして、ちょうど12時。お一人ずつ感想を聞かせていただいて、終了しました。いろいろな感想があって、私のハートに嬉しい言葉がいっぱいでした
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担当の西田さんにご挨拶する頃、飛行機雲が森の真上を飛んで行きました。
キヅタにからまる樹木を調べてくださった「横浜自然観察の」の森さんに御礼を言って、さようなら。
ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました。一期一会の森の時間、私はきっと忘れることはないと思います。
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