ルーン文字はなぜ現代まで生きのびたか?
最近、よく考えること。「ルーン文字」はなぜ、現代まで生きのびたか?
古代北欧で使われていた魔法の文字<RUNE ルーン文字>が誕生してから約2000年、実際に魔術として使っていた北欧のヴァイキングたちの時代から考えても、約1000年以上は経っているわけです。
ラテン語に取って代わられ使われなくなってから、本当に何も役立たず、意味のないものだったら、歴史の舞台から完全に消え去ったはずです。[魔法に使われた文字があったらしい]といった過去の遺物にすぎなかったでしょう。架空のものとさえ、思われていたかもしれません。
それをなぜ、遠い遠い国ニッポンの私たちが知りたいと感じるのでしょうか。
宇宙旅行も夢ではなくなったこの現代に、「文字に魔力がある」「夢実現に使おう」などと本気で言っている杉原は大丈夫か? と思う人もいるでしょう。ファンタジーの魔法で現実が変えられたら苦労はしないと多くの人が思っているはずです。
そのとおりです。私自身、魔法好きの知人が「ルーン文字を刻んだ杖(つえ)で体をなでれば願いが叶うんです」と言うのを聞いたりすると、心の中で「そんなわけないじゃん」と思ったりするわけです。
現代において、ルーン文字を魔法として使おうとすれば無理がある。それなのに、どうして私はルーンを信頼しているのか? そして多くの人に伝えようとしているのか?
私が考えるに、ルーン文字には“人間の思考回路を変える力がある”のではないか? ということです。
ルーン文字にはじつに様々な意味があり、文字の一つ一つに、人間としてこの世を生きるためのノウハウ(知恵)が含まれていたり、警告を発したり、弱みを補うヒントをくれたりします。
25のルーンから一つを引くと、その文字の意味が、<今の自分>に対して、「どう行動すべきか?」「何を選択したらよい方向に進むか?」といったことを自然と考えられるようになっているのです。
だから、ルーン文字の魔力を使って、夢を実現するとか人生に奇跡を起こすことは、自分の意志で選択し、行動する力を得て、自ら実現していくことにほかならない。さらにいえば、直観力を高め、即断即決する力も磨かれていく。
今の自分はちょっと情けないな。何事も自分で決めるのは不安があるな、他力本願だな、これまでは長いものには巻かれろ的人生だったな、と自覚する人は、ルーン文字を使って、思考改革を実行してほしいのです。
「自分で正しい選択をする」「行動する」「直観を磨く」レッスンを始めてみてほしいのです。
じつは私は、今ではほとんどルーンを引きません。ルーンの袋に手を入れるのは、ちょっと弱気になったときだけです。ただし、判断に迷った時に引いても、自分で考えていた答えがルーン文字として現れるので、「ああ、やっぱり引かなくてもわかっていたな」と思って、またしばらく引かなくなります。
ルーンの知恵を知ると、どんなシチュエーションでも、自分がつねに正しい選択をすることができるようになるからなのです。
で、冒頭の問いかけ「ルーン文字はなぜ、現代まで生きのびたか?」
魔法が夢物語で終わらず、実際に、ルーンを使う人たちの願いが実現し、現実的な成功をおさめたからではないでしょうか。
とくに北欧のヴァイキングたちはルーン文字の魔術を使って、交易商人として仕事での成功、闘いの勝利をつかみとり、世界中の富と財産、芸術品、武器などを、自らの交渉術によって獲得しました。
<名誉と黄金の象徴、黄色いバラ>
人生において、迷いが生じることはよくあることです。
そのときに、すぐに他人の意見を聞いたり、あきらめたりするのではなく、自分でどうしたらよいか真剣に考える。ルーンを使って、自分で選択をする、日常で実践していく力を得ていく。すると、きっと正しい方向が見えてくる。何が起ころうと、自分自身で決断できるようになれば、納得のいく人生が送れると思うのです。
現代、ルーンを私たちが手にするのは大きな意味があると思います。
自分ならではの人生を歩み続けたいあなたに、ルーンの力を得て、現実に実践する方法を伝授します。
来月のルーン・セミナーで会いましょう。
★4月13日(土)~14日(日)船井メディア主催(那須高原 1泊2日宿泊型セミナー)
『人生で奇跡を起こすルーン文字講座~神秘の古代文字を美しい森の中で解き明かす~』http://www.funaimedia.com/seminars/seminars_main.html?data_id=288
ルーン文字を勉強したいあなたに、副読本としてお使いください。
『いちばんわかりやすい北欧神話』(実業之日本社)
アマゾンでご購入できます。 http://amzn.to/VIZ1mM
| 固定リンク
「Seminar セミナー・講演」カテゴリの記事
- 2024.5.25【セミナー12】古代ケルト 聖なる樹の教え~光の半年のために(2024.05.26)
- 2024.11.16【セミナー13】古代ケルト 聖なる樹の教え~闇の半年のために(2024.11.23)
「Rune ルーン文字」カテゴリの記事
- 2018.12.14仙波るいさん個展「紡戯ごと~北欧神話を紡ぐ」に協力しました(2018.12.14)
- 出会う日(2017.08.20)
- 2017.6.17森とカフェで行う「ルーン塾」初夏の1日特別講座 報告(2017.06.21)
- 紅花紬の着物で新年ランチ会(2017.01.30)
- 10/9出版『ゲーム制作者のための北欧神話事典』のお知らせ in 東京ゲームショウ(2014.09.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント