木地師 佐竹康宏さんに会いに

「木と向き合って、すばらしい芸術を創る人に会いたい」とずっと思っていました。
今日、念願かなって、木地師の佐竹康宏さんに会いに行きました。石川県山中温泉で仕事を続けていらっしゃいます。
木地師というのは、木をろくろでひいて、漆器(お椀、お皿、お盆などの生活の器から、花器、家具なども)を作る人のこと。木地が出来上がった後は漆職人の手に渡り、美しい工芸作品となります。
昨年、『家庭画報』をパラパラとめくっていたとき、目にとまったのが佐竹さん作の黒柿のワインカップ。
一木から削り出されたその姿は、木の「命」をそのままに、人間という別の「命」のもとへと舞い降りてきたような神秘さを感じました。
木はもう、大地には立っていないけれど、ともに暮らす人を得て、長く命をつなぐ存在となっていく、木の再生力と永遠性とを象徴しているように思えました。
「これを創った人に会いたい!」と思い、連絡をしたところ、快く応じてくださって、日本橋三越で行われている個展におじゃますることにしたのです。
今日は奥様がいろいろ教えてくださいました。
とても木でつくったとは思えない抹茶茶碗もありました。このタモの木の玉杢(たまもく)の器、黄金に光っています
感動しました。
明日の朝は、もう一度じっくりとお話を聞くためにまた会いに行きます。
今日、奥様とのおしゃべりがとっても楽しかったんです。突然訪ねて、いろんな質問をする私に根気強く、答えてくださいました。
お抹茶をいただきました。茶碗は黒柿でつくられたもの。漆黒の中に、ほんのり茶が透ける独特の色合いに、お抹茶の緑色が映えて、美しかった、おいしかった![]()
ありがとうございました。
幸せな出会いの一日でした。明日も楽しみです。
★木地師、工芸作家 佐竹康宏さんの個展
日時:4月3日~9日
場所:日本橋三越6階 特選美術画廊
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