« 何年も、やめなかったこと | トップページ | 映画「ひろしま 石内都・遺されたものたち」 »

2013年8月 6日 (火)

原爆記念日に亡き従兄を思う

Sricho10882_044

今年もまた、原爆記念日がおとずれました。

被爆2世として生まれ、40歳で亡くなった従兄を思い出します。癌を告知されてから3か月で逝ってしまったお兄ちゃん。

小学校の先生だったお兄ちゃんは、二度と原爆が繰り返されないようにと願いをこめて、歌をつくりました。その歌は今も、広島で歌い継がれています。

先生をしていた本川小学校に立つクスノキです。今にも倒れそうな幹を人々の手で支えがつくられていました。
Simg_5020

子供たちといっしょに歌を歌うことが何より好きだったお兄ちゃん。

今の日本を見て、どう思うでしょうか。福島の被ばく、原発再稼働、憲法改正・・・。

安心して暮らせる毎日を誰もが願っているはずなのに。


Simg_5207

亡くなる1年前、私は久しぶりにお兄ちゃんに会いに行きました。十年以上会っていなかったのに急に思い立って、広島市まで会いに行ったのです。

そして平和への願い、憲法9条、戦争について、さまざまなことを話しました。

「子供たちへ、僕が伝えたいことはね・・・」と熱く語ってくれた、あの目を、今も忘れることはありません。

その次に会った時、お兄ちゃんは棺の中でした。

もしもあの時、会いに行かなかったら、遠い親せきの一人が亡くなったという事実だけがあり、お兄ちゃんの存在がこれほど強く心に残ることはなかったかもしれません。

お兄ちゃん、今日もわたしは元気で生きています。

★The Bomed TREE(被爆樹)  in HIROSHIMA :クスノキ 
  所在地:広島市中区本川町 本川小学校 校庭内 
   爆心地からの距離:約520メートル

|

« 何年も、やめなかったこと | トップページ | 映画「ひろしま 石内都・遺されたものたち」 »

Message メッセージ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1168036/52763740

この記事へのトラックバック一覧です: 原爆記念日に亡き従兄を思う:

« 何年も、やめなかったこと | トップページ | 映画「ひろしま 石内都・遺されたものたち」 »