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2013年8月22日 (木)

スウェーデン日記3 ウプサラ大聖堂 Uppsala Domkyrka

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スウェーデンに着いて2日目。ストックホルム中央駅からウプサラまで電車で約40分。この旅で出会いたいものの多くがここに集まっている憧れの街。初めての土地で電車を乗り継いで出かけることは少々勇気のいることだったが、「いつかきっと!」と願い続けたルーン石碑群にももうすぐ会える、北欧の神様たちの神殿が立っていたという墳墓ガムラ・ウプサラの地に立ってみたいという思いは不安をかき消していった。車窓からはのどかな緑の風景が見え、小旅行気分でガタンゴトンと揺られながら向かった。
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目的のウプサラ中央駅が終点だったので、降りる駅を迷うことなく、無事に到着。ホームを歩いていると歌声が流れてくる。生演奏のようだが姿は見えない。改札口へと向かう二手に分かれた踊り場に出ると、水色の服を着た女性がギターを抱えて歌っていた。なかなかうまい。さて、どこから行こうか! 

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掲示板にウプサラの見どころが写真とともに貼ってあるので場所を確かめることにする。ウプサラ大聖堂、ルーン石碑、ガムラ・ウプサラなどが書かれていた。ふと、古書の写真が目に飛びこんできた。小さな写真だが、よく見ると開かれた本にはルーン文字が書かれているようだ。この本、見なくちゃ! ウプサラ大学の図書館にあるらしい。ここも訪れることに決め、街を流れるフィリス川を目標にルーン石碑群のあるウプサラ大聖堂を目指して、丘を上っていくことにした。

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ウプサラ中央駅からフィリス川までは徒歩5分ほど。静かな通りでほとんど誰も歩いていない。川沿いは菩提樹並木が続き、ちょうど満開を迎えたばかりの白い花をたくさんつけていた。川は静かに流れ、風はなく、時間が止まったように思える。たった一人、現地の人さえ歩いていない遠い街まで来てしまったことを不思議に思いながら歩いた。Simg_5245

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フィリス川にかかる小さな橋を渡ると、さっきまで見えていたウプサラ城の姿が見えなくなってしまった。小さな道に誰も住んでいないような家々がたんたんと続き、目印もなく不安になるが、丘の上には確かに大聖堂が立っているはずなのでひたすら歩く。

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坂道を登りきると突然、ウプサラ大聖堂が現れた。ヨーロッパの多くの聖堂に見られる鋭い屋根は美しいが、思いのほか小さく、本当にこれがウプサラのシンボルといわれる大聖堂なのかと疑うほどだった。1270年頃から建築が始められ、完成するまでに約165年という歳月が費やされたという。ここには16世紀にウプサラ城を築いたスウェーデン国王グスタフ・ヴァーサ王、植物学者のカール・フォン・リンネなどが葬られている。

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大聖堂の中に入ると、そこもまたこじんまりとした内装で、西欧のきらびやかな彫刻やステンドグラスの輝きなどとはかけ離れた、地味な印象だ。ひっそりとしている。奥のほうにはすっぽりと灰色のフードをかぶった修道女らしい人が立っていて、何かを見上げている。ここにお参りする人々を監視している人だろうか。こちらからは顔がよく見えなかったので、近くまで行って挨拶をしようとしたら、それは蝋人形であった。生身の人にしか見えなかったので驚いた。スウェーデンでは突然、こうした人形に会うことがあり、びっくりさせられる。道端に座り込んだキツネの像にもあとでガムラスタンで出会うことになる。
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 堂内をのんびり歩きながらも心はルーン石碑に飛んでいる。ウプサラ大聖堂の周りのどこかに立っているはずだ。小さな大聖堂は早々に切り上げて、さあ、探しに行こう。
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★ウプサラ大聖堂 Uppsala Domkyrkaへの行き方:ストックホルム中央駅から電車で約40分。ウプサラ中央駅で下車、徒歩約10分。フィリス川を渡り、上り坂を進むと現れる。無休。無料。

2013.7.2

 

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