10月19日(土)「杉原梨江子のおはなし会」
10月19日(土)「杉原梨江子のおはなし会」を行いました。テーマは「古代ケルト シンボルツリーのメッセージ」。
誰もが一本の樹を抱いて生まれてくる―というケルトの自然信仰をベースにした“木の暦”。生まれた月日でわかるシンボルツリーについて、皆さまにお伝えしました。
愛情たっぷりの会、幸せいっぱいの会……と始まりから終わりの時間まで感じていました。開催してくださったのは埼玉県の吉見町「ストロベリーフィールズカフェ」の中村薫さんです。当日、ご主人が駅まで迎えに来てくださり、到着してカフェに一歩入ると、薫さんのあたたかな魂があふれている! そんな優しい空間が作られていました。
じつは、薫さんから最初にお話をいただいたのは今から3年前のこと。私の本『古代ケルト 聖なる樹の教え』を読んでくださった薫さんが、ケルトの話をしてくれませんか? とお話をくださいました。薫さんと私との間を取り持ってくれたのが、イベント・プロデューサー、エレスチャル代表の高島敏子さん。薫さんが「この本を書いた人に会いたい」と敏子さんに伝えると、「その人、私知ってる」と、早速私に薫さんをご紹介くださったのです。全くの偶然。私の知らないところで、一冊の本を通して、知らない人同士のご縁がつながるという不思議な始まりでした。ところが、打ち合わせの日程を決めた直後、薫さんがご病気で入院されることになりました。残念ながら、ケルトのおはなし会は中止。でも、私はなんとなくいつか必ず会えるような気がしていました。そして昨年秋、闘病生活を終えられて、初めてお目にかかることができました。とても元気になられて、雨の中を私の家の近くまで来てくださった薫さん。初めて会ったのに、そんな気がしなくて、すっと心が通い合うというか、とても楽にお話しすることができました。そして、何度かの打ち合わせを経て、10月19日の本番当日。薫さんは愛情たっぷりのおもてなしで私を迎えてくださったのでした。
カフェがあるのは、かわいい木のおうち。釘を全く使っていないという建築です。
私が話をする頭上、天井近くの梁には、紙を染めるところから作ったという葉っぱのオブジェ。「このカフェがケルトの森とつながっていて、森の中で、杉原さんがみんなに話しているみたいにしたかったの。ドルイドのように」と薫さん。私が座るイスのそばには、リンゴの入った可愛い花束。オブジェや花束はお友達が協力してくださったのだそう。
そして、おやつタイムに手作りのおいしいアップルパイ、リンゴとナッツのビスコッティ&アップルティー。
お客様は30人近い方がいらしてくださったことにも感激しました。薫さんは「参加者みなさんに思い出があって、本当はお一人お一人について杉原さんに伝えたかった」とおっしゃって、皆さまが大切なお友達。薫さんが築いていらっしゃった絆の深さと、その心地よさに感動して、「おはなし会」の間、何度も涙が出そうになりました。
お話したのは、ケルトってなあに? ケルト由来の地名(パリ、ミラノ、ロンドン、ウィーン)、参加者のみなさまのシンボルツリー、ハロウィン、クリスマスツリーの始まり……話が尽きなくて、時間をオーバーしてしまいました。途中で帰られてしまったお客さま、ごめんなさい。あまりにも心地いい空間で、アットホームで、私も薫さんのご家族や友達の一人のように、ついついのんびりペースで進めてしまった…と反省。最後の締めとして、ルーン文字を使ったワンオラクルでメッセージの贈り物を皆さまにお伝えしました。
聖なる樹の物語が一つでも心に届き、毎日の生活が豊かになりますように、と願いをこめて。
すばらしいご縁をありがとうございました。
2013年10月19日の思い出を大切にします。
「ぐるめはうす」の中にあるカフェです。埼玉県比企郡吉見町南吉見2273-6 http://www16.plala.or.jp/gourmet-h/
薫さんは、縁結びの木・サンザシさんです。
★古代ケルトのシンボルツリーについては、私の本『古代ケルト 聖なる樹の教え』(実業之日本社)をご覧ください。生まれた月日であなたを守護する聖なる樹がわかります。
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