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2014年3月11日 (火)

2011.3.11から3年 自然に還っていった人たちに、安らかな眠りを

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宮城県石巻市・門脇地区 車に供えられた黄色い百合。その横にはパンとリンゴ。亡くなった方がお好きだったものでしょうか。(photos by Rieko.S 2011年4月)

2011311日、東日本大震災発生の1カ月後の412日、取材のため被災地に入りました。


しーんと静まりかえった大地。人の姿が全く見えない広い大地。

何かが動いた……よく目をこらすと、たった一人男性が何かを探していました。


音は聞こえません。そのときの静寂が体に沁みわたっています。

あまりにも静かな、静かすぎる……沈黙の大地を、穏やかな海を。

その人が探していたものは大切な誰かでしょうか。

果てしないがれきが続くひろいひろい荒野で、果てしない時間を独りで。

今はもう、その人は探し物を見つけたでしょうか。


震災直後、たくさんの本が出版されました。私はひと言も書けませんでした。もしかすると、残された人たちに少しでも元気になっていただく言葉があったかもしれないと今後悔しています。言葉をつづる勇気がありませんでした。

どんな言葉もむなしく感じて、自分がどんなに幸せな場所にいるか、気楽かを感じてばかりいました。それは今もあまりかわりはありません。

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震災直後から支援のために作られ販売されていたキャンドル「ほたてあかり」。昨年3月11日、宮城県・田の浦にて。(photos by Rieko.S 2012年3月)


整体師の友人が昨日まで、南三陸の仮設住宅へ整体ボランティアに行っていました。彼は今でも被災者の方々を元気づける存在でいます。

先月は福島の大玉村の仮設住宅へ、私も彼について、友人2人と一緒に行きました。20人くらいの方と健康体操で大きく体を動かして、お茶して笑って話して、午後はおばあちゃんにマッサージをしました。肩と首が痛いとおっしゃったので、ゆっくり優しくほぐしてあげたら、「ありがとう、楽になりましたよ。また来てね」って帰って行かれました。

今の私にできることはほんの小さなことしかないけれど(こう、ずっと言い続けているけれど)、これからも心にとめて、出かけて行きたいと思います。私たちは現実を生きているのだから、できることがあるならば。どんなにTOKYOが東北を忘れかけても……。

自然に還っていった人たちに、安らかな眠りを、心から祈っています。

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宮城県南三陸・田束山のふもとのご神木。 川のすぐそばに立つ桂の木(photos by Rieko.S 2011年9月)

 



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