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2014年3月

2014年3月24日 (月)

古代ケルトの森のことばと、竪琴ライアーの響き

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photo by Sonoko san

ありがとう。Go raibh maith agat.(ゲール語でありがとうございます)

人とつながることが、人と響き合うことが、こんなに嬉しいことだとふたたび感じている朝です。

今、部屋には竪琴ライアーの音が響いています……。

taotaoの千絵子さんとspaceトネリコの地子さんが開いてくださった、春分の日の一日が終わり、まだ余韻に浸っています。

場所は茅ヶ崎にある「Space トネリコ」。この木のおうちは自然素材でリノベーションしたばかりだそう。駅まで迎えにいらしてくださったご主人によると、家の床はすべてナラ材。ナラはまさにケルトの森の王様オークです。この木のおうちは古代ケルトの聖なる樹木の力を秘めているんですね。「Space トネリコ」始まり記念のイベントに呼んでいただいたことを幸せに感じています。


「聖なる樹木の声を聴く
 ~古代ケルトの呼び声を今に伝える
 詩人 杉原梨江子の世界~」

◎日時:3月21日(金)春分の日 
   14時~17時 その後、懇親会でおしゃべり
◎場所
:「ヒト モノ コトをつなぐ Space トネリコ
    (
JR東海道線茅ヶ崎駅北口よりバス

前半では、私が「樹木」をテーマとして活動する原点となった、バリ島で運命の出会いをした神宿るガジュマルの木について、お話ししました。

木々の呼び声は古代ケルトの森だけではなく、この地球上の木々、草花、風、水…すべての存在が私たちに囁きかけていることをお伝えしたかったからです。

それから、ケルトの森のおはなし。「ケルトの人々が住んでいた国って?」とか、いろいろ。深い森を感じるオークモスの香りとともに。(この場にいらしてくださった方のためにくわしくはナイショ♪)

そして、生まれた月日で知るシンボルツリー(守護樹)からのメッセージ。

後半は、竪琴ライアー弾きの宮田美岳(みやたよしたけ)さんのおしゃべりから始まり、ライアーの音楽をたっぷり、樹木の瞑想、そして、木々のささやきを詩にして読みました。

皆さまと過ごした時間はかけがえのない思い出になっていきます。終了後は、千絵子さん、地子さん、新海かおりさんが美味しい料理とワインでもてなしてくださいました。受付で私の本を販売してくださった小川さんにも、ありがとうございました。

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おだやかな夕べ、本当に楽しかった……。

ライアーの音色が心と体のなかで響いている感覚、この部屋いっぱいに響いているのを感じながら、おしゃべりしました。ここに集った人々が響き合い、それぞれの人生に戻っていっても、響きの環は続いていくでしょうね……。

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photo by Sonoko san

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トネリコの素敵なおうちの前で竪琴ライアーを弾く宮田美岳さん。

宮田さんのことをもっと知りたい方はサイトをご覧ください。
http://leier-in-the-sky.jimdo.com


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photo by Chiko san

この場所―「ヒト モノ コトをつなぐ Space トネリコという名前は、私との出会いからヒントを得られたと聴きました。本当に幸せです。

トネリコは天と地とをつなぎ、私たちを見守り続ける聖なる樹木、と神話は語ります。


主催してくださったお二人と、
一緒に響きを奏でることができた宮田美岳さんと、
いらしてくださった皆さまお一人お一人に、心から感謝のことばを伝えたい……。
本当にありがとうございました。

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photo by Hiromi Yamazaki sanfbでつながり、お目にかかったことはなかったHiromiさんがいらしてくださり、撮影してくださった写真です。ありがとうございました。こんなご縁も素敵ですね)

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2014年3月20日 (木)

ケルトの森の中で、耳を澄ませて

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あしたはとても大切な一日になる予感。

茅ヶ崎の里山。

木のおうち。

花と木と香りを愛する女性2人が声をかけてくださった時間。

たくさんの人が私の話を聴きにいらしてくださるって。

わたしの…というよりも、ケルトの森に棲む精霊たちが、いえ、自然のすべてのいのちが魂をもって、私を通して、みなさまに何かを伝える、と言ったほうがいいように感じています。

今まで、自らケルトの話をしようとしたことはないんです。何か大いなるものに、背中を押されるようにここまで来ました。

あした、私の言葉はケルトの森からの呼びかけです。

あなたの耳にはどんな囁きが聴こえるでしょうか。

宮田美岳さんの弾く、竪琴ライアーの響きとともに、あなたに贈ります。

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木々や草花の精霊と出会ってください。きっと、あなたなら・・・。


聖なる樹木の声を聴く
~古代ケルトの呼び声を今に伝える
  詩人・杉原梨江子の世界~[満員御礼]
http://rieko-sugihara.com/information/2014321taotao_Celtic%20tree%20news.html

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2014年3月14日 (金)

Tree of Heart for you

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Tree of Heart for you.

いつまでも……。

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何が起ころうと 光を目指して 歩いていこう。


福島県新地町「白幡のイチョウ」
樹齢約240年 樹高23m/幹周り3.8m
photo by Rieko September 2011

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2014年3月11日 (火)

2011.3.11から3年 自然に還っていった人たちに、安らかな眠りを

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宮城県石巻市・門脇地区 車に供えられた黄色い百合。その横にはパンとリンゴ。亡くなった方がお好きだったものでしょうか。(photos by Rieko.S 2011年4月)

2011311日、東日本大震災発生の1カ月後の412日、取材のため被災地に入りました。


しーんと静まりかえった大地。人の姿が全く見えない広い大地。

何かが動いた……よく目をこらすと、たった一人男性が何かを探していました。


音は聞こえません。そのときの静寂が体に沁みわたっています。

あまりにも静かな、静かすぎる……沈黙の大地を、穏やかな海を。

その人が探していたものは大切な誰かでしょうか。

果てしないがれきが続くひろいひろい荒野で、果てしない時間を独りで。

今はもう、その人は探し物を見つけたでしょうか。


震災直後、たくさんの本が出版されました。私はひと言も書けませんでした。もしかすると、残された人たちに少しでも元気になっていただく言葉があったかもしれないと今後悔しています。言葉をつづる勇気がありませんでした。

どんな言葉もむなしく感じて、自分がどんなに幸せな場所にいるか、気楽かを感じてばかりいました。それは今もあまりかわりはありません。

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震災直後から支援のために作られ販売されていたキャンドル「ほたてあかり」。昨年3月11日、宮城県・田の浦にて。(photos by Rieko.S 2012年3月)


整体師の友人が昨日まで、南三陸の仮設住宅へ整体ボランティアに行っていました。彼は今でも被災者の方々を元気づける存在でいます。

先月は福島の大玉村の仮設住宅へ、私も彼について、友人2人と一緒に行きました。20人くらいの方と健康体操で大きく体を動かして、お茶して笑って話して、午後はおばあちゃんにマッサージをしました。肩と首が痛いとおっしゃったので、ゆっくり優しくほぐしてあげたら、「ありがとう、楽になりましたよ。また来てね」って帰って行かれました。

今の私にできることはほんの小さなことしかないけれど(こう、ずっと言い続けているけれど)、これからも心にとめて、出かけて行きたいと思います。私たちは現実を生きているのだから、できることがあるならば。どんなにTOKYOが東北を忘れかけても……。

自然に還っていった人たちに、安らかな眠りを、心から祈っています。

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宮城県南三陸・田束山のふもとのご神木。 川のすぐそばに立つ桂の木(photos by Rieko.S 2011年9月)

 



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2014年3月10日 (月)

スウェーデン日記22 ガムラ・スタン到着 in Gamla Stan

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スウェーデンの国旗がたなびく船を眺めながらの港歩きもそろそろ終点に近づいてきました。

よく歩きました。やっとやっと、中世の香りが漂う石畳の街「ガムラ・スタン旧市街」に到着です。

港沿いを歩いて、ガムラ・スタンのある小さな島に渡ると、そこは王宮Kungliga Slottet。ちょうど衛兵たちが行進しているところに出くわしました。遠くから3人が一糸乱れず歩いて行きました。

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王宮は13世紀半ばに立てられましたが1697年に全焼、その後57年(!)かけて建て直され、1754年に完成した、とガイドブックに書かれてありました。重厚な建物で、王室の方々が住んでいらっしゃいましたが、現在はドロトニングホルム宮殿へと移られ、ここは古き良き時代の王室をしのぶ場所となっています。私が到着したのはもう夕方でしたから、中に入ることはできませんでしたが、静かな荘厳な空気は王さまや王妃さま、かわいい王女さまや王子さまがひょいっと姿を現しそうな、そんな雰囲気がありました。

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王宮を抜けて、大聖堂へ、それから、迷路のような石畳の路地へ……。何の目的もなく、ぶらぶら歩きました。カフェでは大勢の人がくつろいでいます。

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今からオペラが始まるそう。中世(?)の頃の洋服に身を包んだ役者たちが続々と集まってきました。

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暗くて細~い小道も入ってみようか、ドキドキドキ。迷いに迷って、泣きそうになってもその先に、宝物があるのが人生!

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お土産物屋さんの看板は、幸運を呼ぶ馬ダーラヘスト!

しばらくのんびり、迷いながらでも歩いてみようっと。

あっちへてくてく、こっちへてくてく。足の豆が時々痛むけど、そんなことではへこたれません、私は!

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チョコレート屋さんに目がいきました。あ、おなかがすいてきた。ぐぅ~。



 

 

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【ルーン塾】vol.3 全2回「ルーン呪文に学ぶ、神秘のメッセージ」

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 【ルーン塾2014vol.3
「ルーン呪文に学ぶ、神秘のメッセージ」全2回(4/6、4/13


古代の人々はいろいろな願いごとをルーンに託して、木に刻んだり、石に彫ったりしています。

それを読むと、現代の私たちが望んでいることとあまり変わりません。「勝利をつかみとるぞ!」という勇ましいものから、「恋が実りますように」「傷を癒したまえ」という願いまで。

4月のルーン塾では、世界各地のルーン石碑、魔除けの指輪、勝利の剣などをご紹介しながら、「ルーンがくれる力をどう日常に生かしていくか?」を皆さんと考えていきたいと思います。

3時間の講義のうち、前半では世界を旅するように「ルーン呪文」についてお話しします。スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、イギリスなど、旅に出れば見ることができるものを選び、写真や図版をお見せします。後半では実践編としてルーン・リーディングを行います。


私とあなたとご一緒に、ルーンが使われていた時代からの神秘の響きを奏でましょう。

■日時:4月6日、4月13日(日曜)
        1330分~1630分(1315分~受付)
■場所:カフェ カルフール ルームB
      
JR恵比寿駅東口から徒歩3分)
■人数:8名様
■参加費:2回分
15,000(飲物代含む)第1回講義の時にお支払いください。

■ご予約・お問合せ:Eメール
(
tree@rieko-sugihara.com )にて、
①お名前 ②電話番号 ③メール・アドレスをお知らせください。
★ご予約は公式サイトの「お問合せホーム」からでもできます。こちらをご覧ください。

http://rieko-sugihara.com/information/2014rune%20vol3_hibun.html
※詳細は杉原梨江子オフィス 担当者より連絡いたします。

■テキスト:『古代北欧 ルーン占い』(1360円 実業之日本社刊)をご用意ください。書店、アマゾンなどでご購入できます。
■持ち物:ルーン石をご用意ください。お持ちでない方にはお貸しします(無料)

皆さまのお越しをお待ちしています♪


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スウェーデン、ウプサラ大聖堂の前に立つルーン石碑。さて、何が描かれているでしょうね!? (photos by Rieko.S)


 

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2014年3月 9日 (日)

「2014絆を結ぶルーン」第3回報告

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3月9日【ルーン塾】2014絆を結ぶルーン」第3回目が終わりました。

今日は、友情の絆、上下関係の絆、新しい出会いの絆などを勉強しました。

様々な人間関係の問題に対して、ルーンをどう読み解くか?ということにとどまらず、“絆を結ぶ”ことそのものについても、みなさんと考えをシェアし合いました。この時間がとても充実していました。みなさんもそう考えてくださったみたいで嬉しいです。

出てきた課題は、コミュニケーション、新しい挑戦、夫婦の絆、目標を見つけるには? 言霊の力を生かすには? 響きをどこに?等々。

毎日いろんなことが起きて、状況は様々に変わっていき、心がすれ違うときもありますよね。

それでも、出会った人とは、できることなら長ーくご縁をつないでいきたいと思います。

絆を結ぶことについて、私が大切にしていることがあります。

“自分の心を守ること”。

心が痛い、つらいと感じたり、心が涙を流すなら、そっと離れる選択もいい。だから、みなさんにもお伝えしました。「縁切りルーン」について。

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【イチイのルーン/エオ―】

それは冷たいことではなくて、自分の心が嬉しくなったり、元気になったり、自分を信じて進んでいける、そんなご縁を大切に生きていきたい、という願いから。

過去は去り、新しい関係性を築くため、新しい出会いのための前向きなルーンなのです。

自分の心を大切に、大切にしていると、まわりの誰かのことも自分のことのように大切にしたいと自然に思えてくる……。

傷ついたり、悲しい思いになったり、そんな日があっても、一緒にいたい、絆をつなげていたいのなら、ほんの少し勇気を出して、ひと言、声をかけてみる・・・そんな一歩も大切です。

そうすると、小さな誤解だったり、すれ違いはそれほど大きくなかったことに気づいたりして、今まで以上にぐっと絆が強くなる、私自身がそんな経験もたくさんしてきました。

縁を切るという言葉はちょっとこわい。

でもそれは、「もうイヤ、さよなら!」じゃなくて、相手との関係を今までとは違う、新しい絆に変えていく。そんな“心と心のつながり”を人生の中に少しずつ増やしていく、小さな一歩。

少し勇気を出して声をかけていくと、強い絆で結ばれた相手がひとり、ふたり・・・と増えていくと思います。

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【言霊のルーン/アンスル】 を味方にして。

この全3回「2014絆を結ぶルーン」というテーマを決めて、ルーンをお伝えしたことはみなさんにとってもわかりやすく、私にとってもいい勉強になりました。

ピンクレモネードの思い出とともに、サングラスの奥の純粋な瞳とともに、この日のことは忘れられないでしょう。

いらしてくださったみなさま、ありがとうございました。

また、会いましょう! 4月の【ルーン塾】は、

「ルーン呪文に学ぶ、神秘のメッセージ」全2回
北欧のルーン石碑、魔除けの指輪、勝利の剣、ルーンの小箱などをご紹介しながら、「ルーンがくれる力をどう日常に生かしていくか?」をみなさんと考えていきたいと思います。
前半は北欧を旅するようにお話しして、後半は実践編としてルーン・リーディングを行います。ルーン文字の囁きをもっと奥深く、楽しく、受けとめることができるようになるはずですよ。

■日時:4月6日、4月13日(日曜)
    1330分~1630分(1315分~受付)
■場所:カフェ カルフール
JR恵比寿駅徒歩3分)
詳細・ご予約はこちらをご覧ください。

http://rieko-sugihara.com/information/

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スウェーデン・ウプサラ大聖堂のそばに立つルーン石碑。11世紀。

 

 


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2014年3月 8日 (土)

古代ケルトの呼び声を今に伝える詩人 杉原梨江子の世界~竪琴ライアーの響きとともに

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 ケルトの故郷の一つ、チェコの国樹・菩提樹の声に耳を澄ませて。遠いケルトの森のささやきが聴こえてきます…2014321日、あなたに伝えましょう。


昨日7日夕方、ドイツの竪琴ライアーの奏者である宮田美岳さんと打合せをしました。321日春分の日の“音楽と詩”のコラボレーションのために……。

taotaoのパク・チエコさんとSpace トネリコの地子Yoshidaさんが企画してくださり、素敵なタイトルをつけてくださいました。
「聖なる樹木の声を聴く
 ~古代ケルトの呼び声を今に伝える詩人
  杉原梨江子の世界~」

木々が語りかけてくれた言葉を私が詩に託して語るとき、ライアー弾きの宮田さんが木の葉のささやきのように音楽を奏でてくださいます。

当日初めて会って即興で、というのは私にはとてもとても……と思ったので、チエコさんにお願いして、一度お目にかかることになりました。

初めて会ったのに、すっとお話ができました。
宮田さんからのメッセージは、、、

音楽と、詩と、その場に集う人々と、響かせ、溶かし合ってゆく。

共鳴。

音が消えていった先の無・無・無・・・・・・。

聴こえなくなってからも、耳を澄ます……その先のイメージ。

響いている音の奥の奥、聴こえない音の奥に、心の響く音色が静かに流れていく。

お話を聴きながら、とてもわかち合える部分がいっぱいあるなと嬉しくなりました。

無……ということ。「無」とは何もなくなるのではなく、魂が在ることを強く感じることだと私は思います。

私の詩も消え、ライアーの音も消えてからの時間を大切にしたい。

しんと静まり返った森の中でも、誰もいなくなったわけではなくて、いのちは生きている。木々も草花も動物たちも、私たちもそこに存在することを。

昨日の打合せの静かなひとときを思い浮かべながら、何かが響き始めた、廻り始めた……と感じました。

今日一日を宮田さんの弾く音色を思い出しながら、1冊の本を久しぶりに手にしてめくってみました。そうそう、こうしている今も音はないのに、ライアーの弦の音が耳の奥で鳴っているみたい……。

染色家、志村ふくみさんの『一色一生』。パッと開いたページにあったのは、ドイツの詩人ノヴァーリスのこんな詩の一節。

すべてみえるものは、みえないものにさわっている。
きこえるものは、きこえないものにさわっている。
感じられるものは感じられないものにさわっている。
おそらく、考えられるものは、考えられないものにさわっているだろう。

この詩に続けて志村さんはこんなふうに書いています。

本当のものは、みえるものの奥にあって、物や形にとどめておくことの出来ない領域のもの、海や空の青さもまたそういう聖域のものなのでしょう。」と。

いつも、宮田さんの感じていること、と、私が感じていること。

すべてを言葉に表し、共感し尽くすことはできなかったけれど、言葉にならない響きはきっと伝わる……心の奥で響き合うものがあると感じました。

それは、どんな時もどんな人とも。321日、いらしてくださるお一人お一人、心の奥にあるはずの森の中へすっと入りこんでほしいな。

もしかすると今はまだ眠る森? ライアーの響きと、木々のささやきに耳を澄ませながら、森のいのちが輝き始めるといいなとも願っています。

321日(祝)春分の日。
「ヒト モノ コトをつなぐ 」Space トネリコ(茅ヶ崎)にて。
イベントの詳細はこちらをご覧ください。
http://rieko-sugihara.com/information/2014321taotao_Celtic%20tree%20news.html

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菩提樹の木の下で会いましょう。

 

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スウェーデン日記21 港を歩いて Let's walk the harbor in Stockholm

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昨年7月に訪れたスウェーデン。目的をもって行った場所も楽しかったけど、いちばん心に残っているのは、この海沿いの道をお散歩したこと。

スカンセンからガムラスタンまでのんびり歩いたから、一日の中でかなり時間をつかったと思います。でも、その時に感じた、太陽のあたたかさ、風の心地よさ、海の輝き……は何ものにもかえがたい、スウェーデンの大自然からの贈り物でした。

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ひとり旅のよさはこうした、何を見るのでもなく過ごす時間のかけがえのなさを感じられることではないでしょうか。贅沢な時間だったなあって、懐かしく思い出します。

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左手に海を見ながら歩きました。真夏でしたが、太陽の光がまぶしすぎず、ほんわかあたたかく、風が優しく吹いていました。

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船の上にテーブルとイス。船の持ち主が過ごす憩いの場所でしょうか。

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この船にもテーブル&イス。色とりどりの電球も。夜はきれいだろうなあ。

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こちらの船にはハンモックが!

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ひだまりがきれい……。

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恋人たちが海のひかりの中で、愛のささやき。

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右手の通りには重厚な建物が連なっています。左は創業1874年のGrand Hotel。

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かなり歩いたなあ。国立美術館あたり、海沿いのベンチでちょっと休憩しましょ。左隣りには女の子のグループ。

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右隣りはおじいちゃんとおばあちゃんの4人組がわいわい、キャッキャッとおしゃべりしています。

私、足に豆ができちゃった。靴下脱いで、素足で風に吹かれました。みんな、同じこと考えるのかな。おじいちゃんも靴をぬいでくつろいでいます。

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海がきれい、風が気持ちい~いって思いながら、
てくてく、てくてく、ずいぶん歩きました。ガムラスタンにわたる道もまもなくでしょう…たぶん。

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(photo by Rieko Sugihara 3.July,2013

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スウェーデン日記20 船上のカフェでランチ Lunch at the cafe on the ship

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  「スウェーデン国立歴史博物館」を出発して、次は野外博物館「スカンセン」のほうまで歩いてみることにしました。

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地図で見ると、そう遠くはありません。スカンセンはスウェーデン全国から集めた伝統的な建物が広大な敷地内に建てられている屋外の博物館です。教会、豪族の家、ガラス工房、雑貨屋さんなどが点在し、ぐるりと一周するとスウェーデンの古き良き時代を知ることができるようになっています……と聞いていたので、ぜひ行きたいと思ったのですが、歴史博物館の見学でかなり疲れたし、おなかもすいたし。スカンセンのあるユールゴーデン島の入口まで行って、入場するのはもうやめることにしました。

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とにかく座りたいと思い、橋のたもとにある船上カフェでランチすることに。

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港沿いにはいくつものレストランが連なっていました。私が選んだのはここ、「STRANDBRYGGAN SEA CLUB」。
http://www.strandbryggan.se/

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エビのオープンサンド&ビール。いろんなカフェでも見かけたポピュラーなサンドのようです。口に入れるとエビがふわっと柔らかく、日本で食べる味とは違いました。おいしかった♪

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前の席は空いてましたが、しばらくすると花束をもった男性とその恋人。

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時々、カモメが食べに来ます。

歴史博物館の充実ぶりに思いをはせながら、さて、これからどうしよう。そうだ、海を見ながら歩いて帰ろう! 

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遠い日本でストックホルムを思っていた時は海がすぐそばにあると実感できなかったけれど、目の前には湾が広がっています。地図を見ると、
Strandvägen (Swedish for "Shore Street")スタンドヴェーゲン通り沿いを歩いていくと、ガムラスタンのある島までまっすぐ行けるはずです。

てくてく、てくてく、太陽のまぶしい光を浴びながら、左手に港、右手に街並みを眺めながら散歩することにしました。
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photo by Rieko Sugihara 3.July.2013

 

 

 

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2014年3月 7日 (金)

スウェーデン日記19「黄金の部屋」GURDRUMMET in The Sweden History Museum

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Photos by Christer Åhlin / SHMThe Gold Room in The Sweden History Museum

スウェーデン国立歴史博物館で最も強烈な印象を残したのはヴァイキングたちが集めた金銀財宝が眠る「ゴールド・ルームThe Gold Room」。黄金のオブジェが数多く展示されている黄金の部屋です。

金は約50キロ、銀は約200キロを超える量の宝石の数々。ネックレス、指輪、腕輪、王冠、聖杯などに囲まれています。薄暗い部屋で、展示ケース内の展示品にだけ照明が当たるように工夫されていたため、黄金の宝がぼわっと浮かぶよう。

中央には円形の柵があり、中を覗くと水がはってあり、多くのコインが沈んでいて、神秘的な空間を醸し出していました。

不思議な魅力をもった部屋でしたが、私が感じたのは、なんだか地味だな、輝きが少ないな、キラキラしてないな、黄金の部屋なのに……。ヴァイキングたちは世界各地から金銀宝石を集めたけれど、それほど裕福でも華やかでもなかったのではないか?ということ。

以前に旅したウィーンやフィレンツェやバチカンで見た黄金の宝石、金で彩られた天井絵などとは比べ物にならないほど輝きはなく、むしろくすんでいて、芸術的な美しさもない。黄金の部屋を見てむしろ強烈に、彼らの貧しさ、素朴さを感じることになりました。

魔力をもつとされる古代文字「ルーン文字」はこうした人々に使われていたのか、と愕然としました。

もちろん、現代の価値基準で判断してはいけないと思う。これらの黄金は彼らにとっては十分豪華な宝物だったし、裕福な人々の象徴だったことは確かですが、他のヨーロッパの国々と比べると、魔法が叶った先はそれほど夢の世界ではなかったのではないかと……。

だからこそ、ルーン文字は人々にとって、まさに魔法だったのではないか?と感じました。

安定した作物の収穫を得にくい土地で、彼らは危険な海に出るしかなかった。厳しい自然の中で生きる彼らに、ルーンは夢を見せてくれる道具だった、と。

これは日本にいて資料を眺めていただけでは決してわからなかった実感です。

ルーンは単純な魔法ではなく、富裕な暮らしと健康、ファミリーの幸せを得るためのいたって現実的な“切なる願い”であったと感じます。

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「ゴールド・ルーム」入口には鉄柵で厳重に囲われた神秘的な絵画石碑。

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「黄金の部屋」へと下りる階段の壁に描かれた絵。

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この部屋では時々、ゴールドの衣装に身を包んだ人々が集まり、パーティーを開くことも。ホームページにその映像があります。
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http://historiska.se/utstallningar/fastautstallningar/guldrummet/



photo by Rieko Sugihara 3.July.2013

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スウェーデン日記18 Viking&Rune in The Sweden History Museum

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ヴァイキング時代のルーン文字。


今日は「スウェーデン国立歴史博物館」の中に入ってみましょう。

ルーン碑文が彫られた石碑や遺物が数多く展示されていたのはGround Floorのヴァイキングの部屋です。各コーナーには、ルーンを掘る職人の様子など興味深い映像が流れていました。

1st Floorに上がるとスウェーデンの歴史の部屋、テキスタイル・コレクションの部屋などがあり、一つ一つの展示物を見ていくと、いくら時間があっても足りないほど充実していました。

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ルーン文字が描かれた聖櫃。

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ルーン石碑の破片。

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色鮮やかなルーン石碑のレプリカ。

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ゴッドランド島の絵画石碑。北欧神話とヴァイキング船が描かれています。

この日、ここにいたのは半日くらいですが、次に訪れたときは一日かけて過ごしたいと思います。

庭に面したカフェでは人々がのんびりとお茶していました。ヴァイキング時代を再現した空間を眺めながらお茶するなんて、時空を超えて旅立てそうな予感……

The Sweden History Museumホームページ:ルーン文字についての記述 http://historiska.se/historia/jarnaldern/vikingar/runor/


photo by Rieko Sugihara 3.July.2013

 

 

 


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2014年3月 6日 (木)

スウェーデン日記17 スウェーデン国立歴史博物館 The Sweden History Museum

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石器時代から現代まで、時代を追って、スウェーデンの歴史が紹介されている「スウェーデン国立歴史博物館」。北欧神話の神々を崇拝した人々―とくにヴァイキングViking―がどんな生活を送っていたか、ルーン文字をどう使っていたか、それが知りたくて訪れました。

それにしてもこの博物館、かなり分かりづらいところにありました。ストックホルム市立図書館のあるメトロ、
ロードマンスガータン(Rådmansgatan)駅からCervera駅を経由して、Ostemalmsorg駅へ。駅員さんに聞けばわかるだろうと思った私が甘かった。博物館を地図で探しながら駅員が言うには私が降りたOstemalmsorg駅ではなく、違う駅だと、しかもそこからバスで行けと言う。どう考えても遠回りなので、どうしたものかと怪訝な顔をしていると、小さな女の子を連れた女性が「どこに行くの?」と声をかけてくれました。地図で歴史博物館を指さすと、「そっちの方向に帰るから、一緒に行きましょ」と案内してくださることに! 助かった……。

女性が連れた女の子は黒髪を二つに結んでいて、とっても可愛かったので、そう伝えると、顔をくしゅっとさせて「Tack」と照れ笑い。笑顔で会話しながらのんびり歩き、博物館を目指しました。途中まで行くと「私たちは違う方向だから、ここをまっすぐ行って、また誰かに聞いて。きっと親切に教えてくれるから」と女性は言い、手をふってわかれました。本当にありがとう。

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再び地図とにらめっこしながら歩き始めた私。人通りのほとんどない長い塀が続く道を歩いて歩いて、本当に辿りつけるのだろうかと不安に思い始めた頃、向こうから女性が歩いてきたので早速、声をかけました。彼女は「もうすぐよ。あの角を曲がると、大きな木が見えるから、その
木を目印にして。博物館はすぐそばに建っているから。Good Luck!」はつらつとした印象の背の高い、金髪の美しい女性でした。Tackありがとう。しばらく行くとたしかに、大きな木…いえ、私からすれば中くらいの木が立ち、その奥にベージュ色の壁の落ち着いた建物が見えました。やっと歴史博物館に到着しました。ほっ。

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今思い出すのは、博物館で見た興味深い歴史の遺産よりも、ここに到着するまでの親切な人々のこと。ひとり旅は寂しいけれど、ちょっとした出会いがこんなに心あたたかく、いつまでも忘れられない思い出になるのだと知った時間でした。
スウェーデンでは困っていると決まって、助けの手を差し伸べてくれる女性たちと出会い、旅を続けられた、と今でも感謝しています。

歴史博物館はスウェーデンの歴史を考古学的に、芸術史も踏まえながら詳細に展示している博物館です。石器時代から現代まで時代ごとに分かれた部屋、テーマごとに分かれた部屋などがあり、数多くの発掘コレクションが展示されています。私は半日ほどここにいましたが、1日かけてじっくり見ると、ヴァイキングの歴史、ルーン文字について、ルーンを使っていた人々の日常などがもっとよくわかるはずです。

私が訪れた時は1000年代から1100年代、1200年代~1900年代まで、百年ごとに時代を区切った企画展が開催されていました。

http://historiska.se/utstallningar/fastautstallningar/Sveriges-historia/


膨大な遺産の中から、私がこの目で見てきたことのなかで、とくに心に残ったことを紹介しますね。

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いちばん心地よかったのは広い庭。ヴァイキングの人たちの日常が体験できるようになっていました。

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子どもたちが走り回る、魔法の迷路。

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ヴァイキングが食べていたパンづくりの工房。粉に好きな木の実や種を入れて、こねこね、手でのばします。

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土で造られた釜で焼きましょう。

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釜から木べらで取り出して完成。熱いから、気をつけて!

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作ったパンは食べることができるんです。思ったよりおいしかった! 口に入れるともそもそ、木の実がちょっと口に残るけど、香ばしくて、また作ってみたいな。

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森で摘んできた薬草はヴァイキングの必需品。こうやって天井に吊り下げ、干して使うのだそう。

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男の子たちはヴァイキングの弓矢で遊びます。

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ルーン石碑のレプリカがひっそりと。

いかがですか? なかなか楽しいお庭スペースでしたよ! 
では次回は、VikingRuneの歴史をご紹介しましょう。

スウェーデン国立歴史博物館の行き方
メトロ
Ostemalmsorgから徒歩15~20分。◎入館料80SEK(ストックホルム・カードで入場OK) 季節によって開館時間が変わります。

※おすすめの観光コース ⇒ 有名な野外博物館「スカンセンSkansen」から歩くと、歴史博物館まで約1015分。スカンセンでスウェーデンの昔の暮らしを伝統建築とともに見学した後、歴史博物館に行くとスムーズです。一日かけて、スウェーデンの歴史を楽しめるコースになるはずですよ。
ホームページ
http://historiska.se/

photo by Rieko Sugihara 3.July.2013

 

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2014年3月 4日 (火)

スウェーデン日記16 建築家アスプルンドのストックホルム市立図書館 Stadsbiblioteket

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図書館に身を置くとき、私は森に還るような想いにあふれます。

一冊の本のなかに、木々の息づかいが聴こえてきます。

かつて大地に立っていた木、青空を見上げていた木のいのちが形を変えて、現代を生きる私たちの手の中に立ち続けてくれるのです。

環境保護の立場からすると木を伐り倒し、パルプを作ることは、木にとって残酷なことかもしれません。

けれど、そこに文字が刻印されると、今を後世の人々へとつなげていく知の財産となっていきます。

一冊の本を読むことは、数百年も前の人の思いを心の耳で聴くこと。木のささやきに耳を澄ますようにページをめくっていく至福の時間。

そしてここ、「ストックホルム市立図書館」は、“図書館宇宙”と呼びたいほどの知の空間が広がっています。建築家グンナール・アスプルンドが建てた世にも美しい図書館です。

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エントランスを入り、まっすぐ伸びる細い階段を上っていくと突然、光にあふれる書架が広がる空間に導かれます。

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高い天井の下にカーブを描いた壁一面に、360度ぐるりと本が並べられ、まさに本の宇宙。

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壁に並ぶ一冊一冊の本は、まるで木の葉がいっせいに、私に向かってささやきかけてくるようでした。図書館という大きな木の中心に立った私に。

海外を旅すると、決まって図書館に立ち寄ります。今回の旅でも必ず訪れようと決めていました。あなたもご一緒に、知の宇宙を訪れてみませんか。

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読み聞かせの部屋には幻想的な絵が飾られていました。子どもたちに絵本を読む人々はこの絵を背にして物語を読むのです。

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子どもの図書館では小さな男の子がずっと絵本で遊んでいました。


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★ストックホルム市立図書館への行き方:ストックホルム中央駅からメトロに乗り、ロードマンスガータン(Rådmansgatan)駅へ。天文台のある小高い丘の公園の中に建っています。
photo by Rieko Sugihara 3.July.2013

 

3月28日(金)
言葉という木の葉のささやきを聴きにいらっしゃいませんか?
天童大人プロデュース シリーズ第1071
Projet La Voix des Poétes(詩人の聲)
「目の言葉」から「耳のコトバ」へ
木のことばを読む詩人
杉原梨江子の聲Vol.14「いのちの木と生きる」
原爆から蘇った木、東日本大震災後も立ち続ける木など、人々に生きる勇気を与えた木を詩にたくして読みます。
◆日時:2014年3月28日(金)
開場1830分 開演19
◆場所:Cache-cache d'Art(カシュカシュダ―ル)
自由が丘駅から徒歩3
◆ご予約&お問合せは公式サイトをご覧ください 
http://rieko-sugihara.com/information/2014328poetes14_Bombed%20tree.html

 

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4月6,13日【ルーン塾】vol.3「ルーン碑文で学ぶ、神秘のメッセージ」

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in Uppsara,Sweden(photo by Rieko.S.)

【ルーン塾2014vol.3  全2回(4/6、4/13
杉原梨江子オフィス主催

「 ルーン碑文から学ぶ、神秘のメッセージ」

北欧の古代文字
ルーン文字を楽しく学ぶ【ルーン塾2014】。

4月は、ルーン石碑、剣や宝石、船のオールなどに彫られたルーン碑文をご紹介しながら、神秘のメッセージを勉強していきます。

古代北欧の人たちはじつに魅力的に、愛を語っていたり、勝利の決意をルーン呪文に込めたりしています。

前半は魔術としてのルーン文字を読み解きながら、日常で役立つルーンの遣い方を伝授、後半は実践編としてルーン・リーディングを行います。

現代の私たちにも通じる願いごとの数々はどんなルーン文字で描かれているでしょうか。ご一緒に、北欧を旅するように見ていきましょう。

■日時:4月6日、4月13日(日曜)
1330分~1630分(1315分~受付開始)

場所:カフェ カルフール ルームB
渋谷区恵比寿4---B1 JR恵比寿駅東口徒歩3
人数:8名様
参加費:2回分15,000(飲物代含む)
■ご予約・お問合せ:公式サイトをご覧ください。
http://rieko-sugihara.com/information/
ルーン石をご用意ください。お持ちでない方にはお貸しします(無料)

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2014年3月 3日 (月)

「カラダは宇宙のメッセージ」【ルーン塾】第2回報告つづき

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「3つの質問を考えてきてください」という私からのお願いに、健康、肉体の力について質問した方が3人もいらっしゃったのが印象的でした。元気いっぱいの時は気づかないことも、ケガをしたり不調が続くことで、大事なことに気づいた、新しい自分に生まれ変わっていく……というお話をしてくださった方の体験はとくに私の心に響きました。

「カラダは心よりずっと正直」「カラダが変われば、心が変わる」と私自身が感じてきたので、ルーンを勉強する場で、“健康であると確信して生きていきたい”という言葉が出てきたのはちょっと意外であり、嬉しくもありました。Vさん、Kさん、MIさん、いい質問をありがとう。

私たちは肉体をもって生まれてきた魂。先日もブログに書きましたが、一人一人が宇宙の大生命エネルギーに満ちた存在であり、その力は自分の体の中に溢れているのです。

大きな木が神の依代であるように、自分の肉体は天の依代―カラダは宇宙のメッセージ―。このことを今、意識しながら生きています。

ずいぶん前のことですが、「強くなりたい」と無性に願っていた時があります。カラダも心も。そうすればもっと楽に、自由に、生きられるんじゃないか、強くさえなれば!強く強く!

そう願ううちに出会った気の武道家、青木宏之先生に導かれ、新体道に夢中になって心身を鍛えるようになりました。

5時に起きて、真冬の海岸を走ったり。滝行したり、ああ、1225日クリスマス滝行なんていうのもやりました。目隠し&耳栓をして、相手の突きをかわすという練習も忘れがたい稽古です。空手のこぶしで最初は突かれてばかりですが(痛い)、しばらくするとカラダが自然とよけてくれるようになったから不思議です。相手が突こうと思った瞬間をカラダがキャッチし、よけているのだと説明され、心や頭の判断よりも肉体の感覚のほうが正しい判断をするのだと納得したものです。

当時の私は“修業フェチ”だったかも!? でも、カラダを鍛えるのが楽しいというよりも、強烈な稽古によって、肉体の感覚が研ぎ澄まされ、気を受けたり発したりという実体験が増えていくのが楽しかったんですね。あ、少し前を歩いている人を振り向かせる稽古なんていうのもありましたね。今年は断食に挑戦しようと思っている私。

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最初の目的―強くなりたい―はいつの間にか私を、筋力や腕力の強さではなく、肉体を研ぎ澄ませ、“カラダの声に耳を澄ませる”ことで、ごく自然に、何が起きても大丈夫な、どんな時も前に進んでいける真の強さをつくり出したのだと思います。

迷った時はいつでもカラダに聴きます。「もしもし、わたしのカラダ、大丈夫? 前に進んでいける? もうちょっと待つ?」とかいろいろ。心よりもずっと正直に、カラダは真実の自分を教えてくれるからです。

そうやって、肉体の感覚を研ぎ澄ませていると、本能の力が蘇っていき、まさに自分自身が依代となることを実感してきました。

目には見えないもの、耳には聴こえないものの存在がいかに私たちを支え、生かしてくれているか、そのことに気づく……。この世は木々も花も水も風も動物も人間も響き合い、つながり合い、生きているいのち、であることにも気づく。

そして、何を最もみなさんにお伝えしたいかというと、ルーンは“肉体を鍛える”という経験がない人でも、本能の力を蘇らせ、直観力、インスピレーション力を高める才能を開花することができる道具だということです。魔術という言葉ではくくれない、現実でのあなた自身の“内なる力”を目覚めさせる……。

一千年以上の時を超えて、私たちのもとに在る神秘の古代文字。1つ1つのルーン文字に神が宿り、あなたにささやきかけています。その声に耳を澄ませて、日常の中で生かしていきましょうね。

久しぶりに、“肉体の力”について思いを巡らせることできました。質問してくださったみなさま、ありがとうございました。【ルーン塾】の生徒さんからは私の方が学ぶことが多いことを今日も知った、大事な時間になりました。

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ノルウェーのお土産、ヴァイキングのゲームをご紹介しました。一千年前に使われていたゲームを再現したもので、攻める、守るという戦闘ノウハウが学べるゲームでもあったようです。

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2014年3月 2日 (日)

【ルーン塾2014】絆を結ぶルーン第2回報告

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男女の絆を結ぶルーンの代表
<生命のルーン/NGイング>

 3月2日【ルーン塾】2014絆を結ぶルーン」第2回目が終わりました。

今日のテーマは“愛の絆を結ぶルーン”。とくに男性と女性との絆、人生の伴侶との絆、家族との絆など、大切にしたい人との絆を結ぶ4つのルーンについてお話ししました。

でも、一つ一つのルーンをお話しする前にみなさんに引いていただいたルーンのことが強く心に残っています。

前回、「3つの質問を考えてきてください」とお願いしていたので、“ルーンにたずねたいこと”を具体的に話してから、ルーンを引いていただきました。

今日は、結婚、仕事のパートナー、健康などが質問に出てきました。質問とともにお話しなさった言葉には、「手放す」「共鳴」「響き合い」「肉体を整える」「目的」などの大切なキーワードも飛び出してきましたね。ルーンを6個引いて、その神託とともに、みなさんと一緒に考えた時間も充実していました。

じつは、質問を具体的に言えることはとても大事なことなのです。質問が曖昧だと、ルーンの神託もぼんやりとした答えしか受け取れなくなってしまいます。質問には、その人の願いがこめられていますから…。何を質問していいかわからないという状況から、迷いの中にいることに気づいたり、じつは質問することが今はないことに気づいたりすることも。

みなさんの質問を聴いていると、人それぞれの思い、願い、課題があって、ルーンはそれを解決するヒントをくれたり、迷いに背中を押してくれたり、
どう行動すればよいか?を導いてくれるなあって、あらためて感じました。

出てきたルーン文字をみて「ふーん、そうか」で終わるのではなくて、みなさんご自身が「じゃあ、私はこんなふうにしてみよう」とか「このまま自分が思ったとおりに進んでみよう」と考えられるようになれたら嬉しいですね。

次回は来週、39日(日)です。私はルーン塾にいらしてくださったみなさまと強い絆を結びたい。その願いが叶いますように、3回目をご一緒に楽しく過ごしましょう。

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