東京巨樹の会に初参加!6月観察会(山形・秋田)
photo by Hiroshi Takahashi
巨樹写真家の高橋弘さん主催の「東京巨樹の会」に初めて参加しました。
高橋さんとは2011年に出版した『聖樹巡礼』(PHP研究所)で、掲載写真のご協力をいただいたご縁。
今まで一人で行っていた巨樹めぐり。初めて大勢の人と、しかも知らない人ばかりとご一緒することになって、最初はちょっぴり不安でしたが、巨樹めぐりが始まるとすぐに吹き飛びました。
“巨樹大好き!”という気持ちが伝わってくる人たちばかりで、写真を撮るのも好き、見上げるのも触るのも好き。私と一緒…すっかり溶け込んで楽しめました♪
皆さんに聞くと、この会は6~7年前から始まったそう。高橋さんに会った時から参加していればもっとたくさん見られたのに、なぜ行かなかったんだろう……とちょっぴり後悔。でもね、私ね、誰かと巨樹を観に行く気になれなかったんだから仕方ないよね。独り、黙々と、巨樹に会いに行く旅、それも忘れがたい、いい思い出です。ひとりで樹木と向き合う時間が今の私をつくっているのだと思うから。
ともかく、今回はにぎやかな巨樹めぐり。まずは第1日目に出会った巨樹をご紹介します。
2014年6月2日(月)に出会った巨樹。
万正寺の大カヤ(福島県指定天然記念物)
所在地:福島県伊達郡桑折町万正寺字大榧
幹周:8.85m 樹高:14m 樹齢:伝承1000年
精霊がいっぱい!? 他にもいろいろ会いました!
津金沢の大杉(山形市指定天然記念物)
所在地:山形市南部の津金沢集落のはずれ、熊野神社の鳥居脇に立つ
幹周 9.18m 樹高 38.5m 樹齢 1000年
木の下に立つと強烈なパワーが胸にずしんと届くよう、幹に触れるとピリピリきました。
境内全体が神域であることが心身に伝わってくる聖地でした。
山五十川の玉杉(国指定天然記念物)
所在地:山形県鶴岡市山五十川字臼井266
幹周:10.91m 樹高:40m 樹齢:1500年
遠方から望むと、玉のような半球形の樹形に見えることから、玉杉の名前がつきました。でも、この位置からだと「玉」には見えないのが残念! 根元は緑のスカートをはいているよう!
切り株には小さな杉の赤ちゃんが♪
急な石段を登っていくと玉杉の姿が見えてきます。
熊野神社の大杉(石山の大杉)
(国指定天然記念物)
所在地:山形県鶴岡市水沢字熊野前
幹周 10.70m 樹高 24m 樹齢 推定2000年
周囲の石の垣根を越えて、根がぐんぐん伸びていました。
湯田川の乳イチョウ(山形県指定天然記念物)
所在地:山形県鶴岡市湯田川由豆佐売神社
幹周:7.6m 樹高:37m 樹齢:推定2000年
乳柱が垂れ下がっています。鋭いっ。
この草むらを歩いていった先には……。
モミのご神木がそびえていました。
巨樹が立っている周辺は温泉街。ひなびた街並み、この石畳の参道を歩いていくと、「湯田川のイチョウ」が立つ由豆佐売神社に着きます。
帰りも同じように石畳の小道を通って行くと、日帰り入浴施設「正面の湯」がちょうど正面に見えてきます。湯から上がったばかりのおばあちゃんたちがおしゃべりしてました。
少々ひなびた、のどかな温泉街をあとにして、温泉入りた~い気持ちを胸に……今日の巨樹めぐりは終わりです。
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コメント
杉原さん、三日間お疲れ様でした。
楽しんでいただけたようで、こちらも一安心です。
巨樹のアングル、なかなか良いアングルを見つけていますね!
自分も気がつかなかった角度がたくさん・・・・
またのご参加、お待ちいたしております。
投稿: 高橋 | 2014年6月 6日 (金) 11時43分