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2014年9月 4日 (木)

8/7東京巨樹の会 in 群馬県桐生市

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みどり市から移動して、桐生市へ。この桐生という土地、私はとても好きになりました。暑い暑い一日でしたが、静かで、穏やかで、すずしい印象を与える町。最近、群馬に通うようになって知り合った女性が桐生市出身と知って、ますます「また行きたい」存在になっています。ここで出会った巨樹は…。

崇禅寺のイトヒバ 
所在地:群馬県桐生市市川内町2
樹齢:約600年 幹周り:6.38m 樹高:21.5m

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日本一のイトヒバ。

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それより気になったのはこの松。神の依代……。松の大樹からすっと大地に降りた枝は、天から神様が降りてくるハシゴとされていて、エッセイでも書いてきましたが、これ、本物! 神様のハシゴと出会えた! 感動

「日枝神社のクスノキ群」(群馬県指定天然記念物)

所在地:群馬県桐生市梅田町一丁目
樹齢:約600年 幹周り:4.9m 樹高:24

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こういうクスノキと出会うとき、私は木を巡っていてよかった、と思う。木の多くは年老いて、枯れかけた樹皮にはコンクリートの塗装が施されていたり、支えの棒が立っている。今にも倒れそうな古木を人間が手をかけ、倒れないように支えている。支え棒を見ると興ざめするという人もいるが、私はそうは思わない。この姿こそが“命の共存”のように感じるのだ。命が命を支え、人間という小さな命は巨樹の大きな命の生き様を見て、生きる力をもらう……。

連れていってくださった巨樹写真家、高橋弘さんによると、このクスノキ群は桐生城を築いた桐生国綱さんがご神木としてクスノキ5本を献上したもののうちの4本だといわれている。

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となりにはカヤの巨樹が立っている。このコも痛々しい。

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でも、実はたっぷりついていたから、大丈夫!

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クスノキとカヤが一緒に立っている。葉の緑色のちがいがよくわかるでしょ

二渡(ふたわたり)のカヤ」(桐生市指定天然記念物) 

所在地:群馬県桐生市梅田町4丁目
樹齢:約450年 幹周り:5.4m 樹高:23

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ひっそりと隠れるように立つカヤの木。カヤでは珍しい雄の個体だそう。だから、あの可愛い実はならないのです。

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近所の人が連れた犬がカヤを見ている。

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これで今日は6か所を巡って終了となりました。桐生市を流れる心地いい気が体に染みた一日でした。

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透きとおった白い羽根をした蝶々と出会いました。なんとも美しい、幻想的な蝶々でした。

 ★「東京巨樹の会」第45回観察会 
群馬県みどり市・桐生市の巨樹めぐり:9樹

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暑い暑い一日でした。えのころぐさがそよぐ風景がせめてもの救い。風を感じさせる瞬間。


 




 


 



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