9/4東京巨樹の会 in 埼玉県本庄市
9月4日、第一木曜日、東京巨樹の会に参加してきました。巨樹写真家の高橋弘さんが連れって行って下さるこの会。6月に初参加したばかりだというのに、まるでずっと通っているかのように、当たり前に毎月の行事になっています。だって、楽しいんだもん 何よりも、高橋さんの存在が安心できるんですよね。さて、今日は埼玉県本庄市からスタートです。
「城山稲荷神社のケヤキ」
(埼玉県指定天然記念物)
所在地:埼玉県本庄市本庄3-5
樹齢:約370年 幹周り:5.6m 樹高:20m
ここは本庄城跡。天正18年(1590)豊臣秀吉の関東攻めによって落城したと伝えらています。これは高橋弘さん情報。毎回、歴史の勉強にもなります。
狛狐さんが見守る奥にケヤキがどどーんと
この根張り! 地面が堅いのでしょうか。太い根がのたうつように地面を張っていて、鬼気迫るものがあります。異形の巨樹好きとしては離れがたいケヤキでありました。
9月の巨樹めぐりベスト1
「金鑚(かねさな)神社のクスノキ」
(埼玉県指定天然記念物)
所在地:埼玉県本庄市千代田3丁目
樹齢:不明 幹周り:8.48m 樹高:20m
なんて、すがすがしいクスノキなんでしょう! こんなに明るくて、気持ちのいいクスノキと出会ったのは久しぶりのような気がします。柵がなかったら、「わあ~い」って、子どもがパパに抱きつくみたいに両手で抱えこんだと思います。ぐっと踏みとどまった私。写真ではその大らかな生命感が伝わらないのは残念ですね。
金鑚神社は欽名天皇二年(541)の創立いう、とてつもなく長い歴史のある神社です。クスノキは寛永16年(1636)、改修の時、本庄城主であった小笠原忠貴が献木したと伝えられています。
こちら、クスノキのとなりに立っていたのはカヤの巨樹。ごつごつとしたコブがあり、ダイナミックな生命力を感じました。
根元にはカヤの赤ちゃんがいっぱい カヤの葉はとがっていて痛いですが、新芽は柔らかく、楽しげににょきにょき上を目指していました。
幹の洞穴に、セミの抜け殻、発見。
カヤの木はつんとした独特の香りがするのですが、このカヤからは匂ってきませんでした。実がついてなかったからオスなのかな。小さな新芽に「またね」と挨拶して、振り返りながら、この場をあとにしました。そして、ちょっと寄り道。
道の駅「上州おこし」に立ち寄りました。譲原(ゆずりはら)石器時代住居跡だって! 縄文時代前期~晩期にかけての遺跡だそう。この辺りの様子が絵に。
待ってました!のお昼ごはんの時間 これも楽しみなんです。高橋さん、毎回、とっても美味しいお店を選んでくださるんです。今日の天麩羅蕎麦、絶品! 蕎麦の一本一本に歯ごたえあり、蕎麦の実の味がしっかり。蕎麦湯もとろとろ。東京ではほとんど蕎麦を食べない私ですが、この蕎麦はまた食べたい! 他ではなかなか味わえないほど、美味しい蕎麦でした。高橋さん、GOOD CHOICE!
★「福寿庵」群馬県多野郡上野村勝山1095 http://www.vill.ueno.gunma.jp/section/04kikaku/fukujuan.html
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