2015.1.8「東京巨樹の会」in 諏訪大社 上社本宮
凍りかけた諏訪湖を通って、いよいよ諏訪大社の本宮に到着です。
ここは全国一万有余の諏訪神社の総本社。ご近所の諏訪神社はすべてこの本宮に通じているのですね。諏訪大社は本殿がないことが特徴の神社で、神様は拝殿奥の森に住んでいらっしゃるとされています。
本来はこの鳥居はなかったそうです。鳥居ができたばっかりに、正しいお参りの方法を参拝者がしなくなった、と地元の人が嘆いていました。
諏訪大社本宮の正しいお参りの仕方は、参道から境内に入ると左手に進むこと。左手には大太鼓が飾られた拝殿があります。
そして、長い渡り廊下を通ってから、社殿に向かうというのが正式。ほとんどの人が鳥居をくぐると、ちょうど正面にある社殿に真っ直ぐ向かってしまうとのこと。みなさん、左へ左へ行きましょう。
と、正しく左に歩いていくと出会えるのがご神木のケヤキです。
☆聖樹巡礼2015-9
贅掛の大欅
所在地:長野県諏訪市中洲宮山一
樹齢:1000年 幹周り:8.7m 樹高:35m
樹齢1000年のご神木。1月初め、雪の中に立つケヤキはちょっぴり寂しそうな印象でした。見上げるようなケヤキでしたが、新緑の頃に会えばもっと勢いよく感じられるのでしょうか。
☆聖樹巡礼2015-10
反対側にもケヤキのご神木。こちらは上部が伐られていましたが生き生きと見えました。
☆聖樹巡礼2015-11
諏訪大社の「上社本宮」の御柱
本宮の「二之御柱」は大ケヤキの横に寄り添うように立っていました。最初、気づかなかった そこから渡り廊下を歩き、左手にモミのご神木を眺め、右手にケヤキ。社殿へと歩いていきます。
参拝の後、石段を下りて右手に「一之御柱」はありました。社殿の四隅を囲む四本の御柱、残りの「三之御柱」「四之御柱」は見えないところに立っているのでしょう。
一之御柱のちょうど裏側。伐採した森から人の手によって曳かれ、ここまで運ばれてくるから、表面はざらざらとこすれた跡が痛々しい。でも、御柱を崇拝し、儀式を古代から続けてきた地元の人々の熱い思いが伝わって来るようでした。傷跡はまさに歴史の勲章ですね。
本宮が何より楽しいのはお土産屋さんがいっぱいあること! もっとゆっくりできたら、いろいろ買ったのになあ。一つも選べないでバスに戻りました。ちょっぴり残念。
巫女さん、発見!諏訪大社のお参りも大詰めです
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