心と体

2018年4月14日 (土)

20180408御嶽山白龍神社で奉納剣武

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群馬県伊勢崎市「御嶽山白龍神社」春祭り、奉納剣武の儀式に参加しました。奉納をしたのは剣武天真流本部正師範の関口さん。私は写真係として同行

御嶽山の白龍さんが見守る神社です。初代宮司のお嬢さんから、白龍さんと出会った話を聞くことができました。滝場のところで白龍さんがこちらを見ていて、"目が合った"と! 真っ白い体、目はルビーのように赤く、キラッキラと輝いていたそうです。白龍さんと目が合う奇跡! 想像するだけで感動です。私も会いたい ほかにもいろいろと不思議なお話を聞き、神秘的な神社に訪れた偶然を幸せに思いながら過ごした1日でした。

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広い境内。この写真左手に滝場があり、白龍さんが出現


奉納の儀式報告。
気持ちよく晴れ渡った空の下、午前
10時から神事が始まりました。最初は、美しい巫女舞いの奉納。

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続いて、剣武の奉納儀式です。なんと、真剣!による神様へのご挨拶(上写真)。関口氏が「宮本武蔵ゆかりの真剣なんですよ」と、観客の皆さんが見えるように刀を掲げると歓声があがりました。

それから、模擬刀(偽物の刀)に変えて、
「天真五相」心と体を大きく開放していく型。
「華厳瞑想」の型
「白龍遊天(はくりゅうゆうてん)」
「桜花爛漫(おうからんまん)」と、
研ぎ澄まされた型が次々と披露されました。

子どもたちからは「すごいねぇ」とか「刀、ホンモノ?」とか、あちこちで驚きと感動のささやきがあがっていました

鳥居のそばには枝垂桜が咲き誇り、根元には紅白のツバキ。

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境内では、藤の花が咲き始め、芍薬は満開。春祭りを祝うかのような花、花、花。

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あづま太鼓、摂社・末社をめぐるスタンプラリー、ヨーヨー、金魚つりなど、楽しいイベントも盛りだくさんの楽しいお祭りでした


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あづま太鼓は迫力満点!すぐそばには屋台があり、焼きそばのいい匂いが

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2018年4月 4日 (水)

ささやかな一瞬が人生の宝物になる 2018.4.1

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一日の中で、いちばん豊かな時間はいつだったでしょうか。いちばん笑顔になれたのはどんなときだったでしょうか。この一週間のなかで、かけがえのない瞬間はだれにでもきっとありました。

わたしはこの間の日曜日を思い出します。薫さんの家でセミナーの打ち合わせをしていたときのことです。チュッチュ、チュッチュと小鳥の鳴き声が聞こえてきました。高く響く声はどんどん大きくなっていきます。

「あ、小鳥がヒナにエサをやっているんだわ。小鳥の巣が見えない?」

薫さんの家の前は小さな森のようになっていて、芽吹いたばかりの木々が空いっぱいに広がっています。その一本に小鳥の巣をかけたそうです。すると小鳥がやってきて巣をつくり、子育ての真っ最中。

チュッチュ、チュッチュッ、ピピピピ。

薫さんと耳を澄まして、しばらく小鳥の声を聞いていました。春の日差しが射し込む部屋でふたり、静かに、静かに。緑は透きとおって輝き、通り抜けていく風は芽吹きのエネルギーに満ちていました。

春の時間。大切な友だちと小鳥の声に耳を澄ますひととき。目にはまぶしい緑の光。このときの風景をわたしは一生忘れることはないでしょう。

ささやかな一瞬が人生の宝物になる、そんなことを思った一日でした。

今がどんなにつらい状況でも、抱えている問題で不安な夜を過ごしていても、自分の心をちょっと明るくする瞬間が、誰にでもきっとあると思います。

一日の中で、一週間の中で、心にポッと灯がともった瞬間を思い出してみてください。思い悩む人の行く道にも、ひと筋の光が差し始めると、わたしは信じています。

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薫さんの家の近く、一本道。

 

 

 

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2017年2月20日 (月)

東日本大震災 整体ボランティアの今


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南三陸の海。

【東日本大震災ボランティア報告】

2月18(土)~19日(日)にかけて、南三陸に行ってきました。

群馬県前橋市を拠点とする「しんせい接骨院」のS先生が、南三陸で診療所を開かれるというので、部屋づくり、おそうじなど、お手伝いに

診療所は、漁師のSさんのご好意で借りられることになったそうです。ここ↓
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震災直後から整体&マッサージのボランティアで福島に入り、やがては南三陸・歌津町で行ってきた、S先生。

S先生をリーダーに、約30名で活動してきた整体ボランティアグループ「チーム天真」。6年目を迎えようとする2017年、形を変えて活動を続けていくのですね。。。。

S先生のリーダーシップはすごかった。

大玉村(福島)の仮設住宅で、月2回の「健康体操&整体ボランティア」。毎回3~4名を引き連れて、仮設のみなさんとお茶飲み会も楽しみました。
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大玉村での健康体操


南三陸・歌津では、約2か月に1度ペースの整体。S先生ほぼ1人で!

あ、私も、整体しました。マッサージもしました 当たり前ですが、プロにはかないません。そう、「チーム天真」って、整体師、エステティシャンなど、体を扱うプロがそろっていたんですよね。だから、みんな、うまい!私はプロのようにはいきませんが、おばあちゃんたちの手をとると、「手があったか~い。手を握っててくれるだけで気持ちいい」って、すやすや眠られたことが今でも忘れられません。

「それでいいんですよ」と言ってくれたS先生の言葉も

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だから、そのご恩返しというか、南三陸までくっついて、私にできること、させていただいています。役に立ってるのかどうか・・・

2月18日、わかめ漁がスタートしたばかり。小屋の外では、めかぶの作業をなさっていました。雪がちらつくなかです。

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今週末はいよいよ「歌津 しんせい接骨院」がスタートします。

保険診療、腕がよくて、やさしい整体師 S先生がお待ちしています。

南三陸・歌津地域に住んでいらっしゃる方、南三陸にお仕事に行かれる方。体調が不安なとき、体がしんどいとき、ぜひいらしてください。

くわしい住所などは、また報告します

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「ここまで津波がきました」という表示。


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初めて、S先生と南三陸を訪れたときの歌津の海。この美しい夕焼けを今でも覚えています。この海が多くの人の命を奪ったことも忘れてはいけないことです。















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2016年3月11日 (金)

東日本大震災から5年

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2011年3月11日 東日本大震災から5年が経ちました。

犠牲となられた方々へ追悼の意を捧げます。

東北から遠く離れた自分に何ができるのだろう。どんな言葉が伝えられるのだろう。考え続けても、明確な答えはでません。それでも、遠ざからないで、今からできることを伝え続けていきたいと思います。


整体師のSさんをリーダーに、整体ボランティアを続けていきます。

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南三陸・歌津地区の仮設住宅にて。

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福島県・大玉村の仮設住宅で、健康体操&整体マッサージ。(共通の黄色いTシャツはボランティアグループ・チーム天真)

そして今、放射線被ばくについての勉強会に参加しています。放射線の木々への影響についても取材を続けていきます。

原爆と原発は表裏一体。ヒロシマ取材を続ける私が伝えられることは何か? 今はまだ模索していますが、ヒロシマからフクシマへ、これから発信していきます。

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福島県双葉郡広野町 原発からの距離23.3km

津波の跡が残る町で、いつもの春と変わらず、花は咲いていました。(当時、緊急時避難準備区域。2011年4月15日撮影)

 

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2016年2月15日 (月)

放射線被ばくの勉強会に参加しました

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↑福島県大玉村・仮設住宅での整体ボランティアの様子。2年前くらい。


先週の日曜日2月14日、放射線被ばくを学習する会に参加しました。


27回被爆学習会「3.11あのとき、双葉町でなにが起こったか」
【詳細はこちらをご覧ください】 

講師は前双葉町長の井戸川克隆さん。


2011311日、全町避難を自主的に実施されたことを、事故4カ月前の防災訓練にさかのぼり、話してくださいました。

“住民を護る”ために政府・県が約束していた防災計画が訓練どおりに実施されず無視されていった経過、原子力災害対策本部に事故当時も現在も当事者である町が排除された状態であること、放射線被ばくの実態など。

いちばん心にこたえたのは「ボランティアでも福島県に行かないでください」という言葉。


「あなたたちがフクシマに入るから安全だと思ってしまう。しかし、被ばく線量は今も高い」と。

現在も危険地域だということを皆が自覚し続けることが大事だと。

整体ボランティアに時々行っている話をすると、仮設住宅の地域でも「行かないでほしい」と井戸川さんはおっしゃった。そこに行くことは結果的にフクシマの人々、子供たちを苦しめることになるという考えは衝撃的で、放射線被ばくの問題の根の深さを感じました。


井戸川さんの他にも発表があり、原爆投下後から原発開発への歴史、福島県原子力防災訓練の実態(2011112526日実施)、双葉厚生病院など避難指示が届かなかった病院での患者の死の実態等、様々な視点からの報告が行われました。

東日本大震災から5年。時々、福島に整体ボランティアに行きながら、ほとんど何も知らなかったなと実感しています。こういう勉強会にはこれからも参加したいと思います。

☆上写真:大玉村・仮設住宅の集会所にて。整体ボランティアでは午前中、健康体操。午後は布団を敷いて、整体&マッサージ。以前は仮設住宅ができたばかりの頃から月2回、整体のうまい(?)友人グループ「チーム天真」で定期的に行っていましたが、資金も途絶え、人数も減り、数カ月に1~2度、都合がつく人が集まったときだけ行くようになりました。

☆下写真:大玉村・仮設住宅のそばに建てられた復興住宅。入居は抽選だそう。

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2015年3月10日 (火)

ひとりの時間、ふたりの時間

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静かに、静かに、時を過ごしてゆくこと。

いちばん私の「心」が望んでいること。

誰か、別のひとのことを考えないで、過ごすこと。

この何年間か、いつも、“誰か”の思いを想定しながら物事を考えていた。

ずっと、私の心が、誰かの心みたいに、私の心じゃなかった。

ひとが普通に生活を送っていたら、自分以外の誰かのことが常に心にあるのは当たり前だけど、影響を受けすぎていたような気がする。

待ってた、

誰かを、

何かを。

待って、待って、待って、何を待っていたの? 

誰も、私がほしいものを持ってきてくれる人はいないのに。

本当に今、大切なのは、誰かに働きかけることではなく、

自分の心に向き合うこと。

自分のカラダの声に耳を傾けること。

そうして、本当に大切なことだけを、心の奥底からとり出したい。

心の中にたくさんの引き出しがあって、すぐ手が伸ばせる場所にある引き出しもあれば、

ちょっと開けづらいところに引っ込んでしまった引き出しもある。

ずっと、奥深くにしまっていたけど、じつはいちばん目の前に出して、

いつも見えるところに置いておきたいことが入っている、

引き出し。開けよう。

この間、たくさんの人と巨樹を見に行ったとき、くるしくなってしまったの。

そして、気づいた。

私、たったひとりで「樹」と会いたいんだ。

昔みたいに、ひとりぼっちで夢中で巡っていたみたいに。

誰ともおしゃべりしないで、気にいったら、何時間でもその樹のそばに座っていたみたいに。

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“一樹のいのち”と“わたしのいのち”がつながり合う、

そんな時間をもう一度、味わいたいんだ。

こうして私は度々、ひとりになりたがって、孤独に陥っていくのだけど、

今は大切な人がそばにいてくれるから

一人の時間を過ごしてもこわくない。

たくさんのお友だちはいないけど、愛しい人がそばにいてくれるから、だいじょうぶ。

誰かがそばにいてくれるからこそ、“独り”になれることってあるんだなあ。

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もうすぐ、桜が咲きますね(石割桜 in Gunma)

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2015年2月18日 (水)

なにかがかわるとき

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しずかに、しずかに・・・・・・。

心がかわっていく。

そんな感じ、今。

やっと。

ながい、ながい歳月を

他人の目のなかで生きてきた

そんな感じ、だった。



わたしの目で、「木」を見つめたい。

これからの人生はずっと。

あかるくないといけないとか

前向きなことばじゃないといけないとか

思いすぎていた、かな。


わたしが

「木」に惹かれたのは

「木」がだいじだったのは

ひとりぼっち

だったから。

「木」だけが、あたたかかった。

寄り添っていたら、

からだがぽかぽかしてきて

心臓がどくんどくんいって

こころのいのちが、生きかえった。

だから・・・・・・。


だれにでも、孤独のじかんはあって、

わたしは、

「木のそばにいたら、元気が出てくるよ」って

伝えたかっただけなのに。

なんだか、遠い、遠い、

場所まで、きてしまっていた。

原点にもどろう。

「木」と「わたし」とふたりきりだった

あのころのきもちに。

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2014年10月22日 (水)

大豆工房みやの「おからサラダ」のつくり方

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「大豆工房みや」でいただいた“生おから”。

子供の頃におばあちゃんが作ってくれたお惣菜の思い出があるけれど、自分で料理したことなんてなかった。で、教えていただきました。

なんと、おからのサラダ! 

「みや」さんで教えてもらったレシピをご紹介します。

<材料>
・ニンジン、玉ネギ、レタス、キュウリ

(季節の野菜でいろいろチャレンジしてね、と書いてありました)
・シーチキン
・マヨネーズ
・塩・胡椒

<つくり方>
①ニンジン、玉ネギは薄切りにし、軽く塩もみしてボールに入れる。
②レタスは大きめにちぎり、キュウリは薄切りにして①に入れる。
③シーチキンを入れる。
④生おからを入れる。
⑤マヨネーズであえて、塩・胡椒で味を整える。

※ポイント
・おからの量の倍くらいの野菜で和えるのがパサつかず、おいしくできます!
・おからは後から少しずつ入れるのがおいしく仕上げるコツ。

この日は冷蔵庫には野菜はほとんどなかったので(前もって用意しておくけどネ、普通は。レシピあるんだし)、ピーマンを生で薄切りに、香菜(チャンサイ)をちぎってたっぷり入れて作ってみました。混ぜていると結構、かたくなってきて、あまりおいしくできなかったかな~と反省していたけれど……! 

口に入れたら、ふわっふわっ。口の中でおからが溶けるみたいに広がって、なんて、おいしいの

こんな感触は食べたことがないかも。とりあえず入れた生ピーマンの辛みがぴりっと効いて、チャンサイの独特の香りも生きて、絶品サラダになりました

作り終えて、すぐまた作りたくなっちゃった。レタスと玉ネギはあったほうがいいかも。またチャレンジしようっと! 少し水気が出る野菜と組み合わせるともっとおからがふわふわになると思います。

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こちらは油揚げを焼いただけ。油抜きしないで使ってね!と言われたとおり、そのまま、ちょっと焦げ目をつけるくらいに焼いて、生姜醤油でいただきました。ビールに合います。

豆腐づくしのこの日の夜ごはんでした

 

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2014年5月26日 (月)

2014.5.25「多摩川源流の村で仙人と巨樹から植物療法を学ぼう!」報告2日目

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525日は森の中でたっぷり過ごしていただく1日になりました。

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まずは、おいしい!おいしい朝ごはん。やまめの唐揚げ、小菅村の野菜で作ったサラダ。

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小菅村で育った鶏の卵で作った出し巻き卵。

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ごはんは森で摘んだ“こしあぶら”の木の芽がたっぷり入っています。これ、昼ごはんには天ぷらになって登場しました!

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食後は葡萄100%の葡萄ジュース。甘~い。これが葡萄そのものの味なのかな。

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午前中は「ブナの巨樹の森散策」です。大菩薩峠、登山口から入ります。

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小菅村の仙人が案内してくれます。

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新芽好きの私にはたまらないっ、新芽、発見づくし。

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ブラシ?

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オブジェのような巨樹と出会って、びっくり!

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あんまり気持ちいいから、少し自由時間。お気に入りの木のそばでゆっくり過ごしましょう。

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おやつ。蕎麦粉と餡でつくった和菓子。

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幻の花、ギンリョウソウ発見!

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いよいよ聖なるブナと出会うときがやってきました。この木、仙人いわく「この森でこの木に会わなかったら意味がない」。根を守るためウッドデッキが敷かれていました。

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木の肌を感じて、木の声に耳を澄ませて……。

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大地にどっしりと根を張ったブナの巨樹。森の女王らしい包容力と生命力にあふれていました。

のんびり、ゆったり、森を歩いて、いつまでもここにいたいけど、そろそろ森から降りて、お昼ごはん。

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小菅村で育った蕎麦の実から作った蕎麦粉を清水さんがうってくださった絶品お蕎麦と、山の幸の天ぷら。

クレソン、こしあぶらの木の芽、クズ、ドクダミ、ウド、タンポポ、ヨモギ、アカシア! 


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毎年参加させていただいていますが、今回いちばんのおすすめは「森林養生法」が体験できることでした。

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①杉原梨江子の体と心を整える「巨樹整体」
②心療内科医の降矢英成先生の「樹林気功」
③アロマセラピスト松尾祥子さんの「森林ヨガ」


巨樹のエネルギー、自然との共鳴、森の癒しをたっぷりと、“カラダ”で感じていただく3つの森林養生法。いかがだったでしょうか。

カラダの感覚は心に影響します。逆に、心が元気になることで、弱っていたカラダが回復することもあります。心とカラダはつながっている……。自然と溶け合い、森のエネルギーを取り入れる3つの養生法。この中から心に響いた方法を、日常で役立てていただければと思います。

都会の生活に戻っても、森の力を心身ともに感じ続けてください。

この二日間があなたにとって、心の奥深く、魂の癒しとなり、新しい芽を出す一歩になれば、本当に幸せです。

また、どこか森の中で、会いましょう!

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仲良しの夫婦ブナにも会いましたよ。






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2014年3月 3日 (月)

「カラダは宇宙のメッセージ」【ルーン塾】第2回報告つづき

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「3つの質問を考えてきてください」という私からのお願いに、健康、肉体の力について質問した方が3人もいらっしゃったのが印象的でした。元気いっぱいの時は気づかないことも、ケガをしたり不調が続くことで、大事なことに気づいた、新しい自分に生まれ変わっていく……というお話をしてくださった方の体験はとくに私の心に響きました。

「カラダは心よりずっと正直」「カラダが変われば、心が変わる」と私自身が感じてきたので、ルーンを勉強する場で、“健康であると確信して生きていきたい”という言葉が出てきたのはちょっと意外であり、嬉しくもありました。Vさん、Kさん、MIさん、いい質問をありがとう。

私たちは肉体をもって生まれてきた魂。先日もブログに書きましたが、一人一人が宇宙の大生命エネルギーに満ちた存在であり、その力は自分の体の中に溢れているのです。

大きな木が神の依代であるように、自分の肉体は天の依代―カラダは宇宙のメッセージ―。このことを今、意識しながら生きています。

ずいぶん前のことですが、「強くなりたい」と無性に願っていた時があります。カラダも心も。そうすればもっと楽に、自由に、生きられるんじゃないか、強くさえなれば!強く強く!

そう願ううちに出会った気の武道家、青木宏之先生に導かれ、新体道に夢中になって心身を鍛えるようになりました。

5時に起きて、真冬の海岸を走ったり。滝行したり、ああ、1225日クリスマス滝行なんていうのもやりました。目隠し&耳栓をして、相手の突きをかわすという練習も忘れがたい稽古です。空手のこぶしで最初は突かれてばかりですが(痛い)、しばらくするとカラダが自然とよけてくれるようになったから不思議です。相手が突こうと思った瞬間をカラダがキャッチし、よけているのだと説明され、心や頭の判断よりも肉体の感覚のほうが正しい判断をするのだと納得したものです。

当時の私は“修業フェチ”だったかも!? でも、カラダを鍛えるのが楽しいというよりも、強烈な稽古によって、肉体の感覚が研ぎ澄まされ、気を受けたり発したりという実体験が増えていくのが楽しかったんですね。あ、少し前を歩いている人を振り向かせる稽古なんていうのもありましたね。今年は断食に挑戦しようと思っている私。

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最初の目的―強くなりたい―はいつの間にか私を、筋力や腕力の強さではなく、肉体を研ぎ澄ませ、“カラダの声に耳を澄ませる”ことで、ごく自然に、何が起きても大丈夫な、どんな時も前に進んでいける真の強さをつくり出したのだと思います。

迷った時はいつでもカラダに聴きます。「もしもし、わたしのカラダ、大丈夫? 前に進んでいける? もうちょっと待つ?」とかいろいろ。心よりもずっと正直に、カラダは真実の自分を教えてくれるからです。

そうやって、肉体の感覚を研ぎ澄ませていると、本能の力が蘇っていき、まさに自分自身が依代となることを実感してきました。

目には見えないもの、耳には聴こえないものの存在がいかに私たちを支え、生かしてくれているか、そのことに気づく……。この世は木々も花も水も風も動物も人間も響き合い、つながり合い、生きているいのち、であることにも気づく。

そして、何を最もみなさんにお伝えしたいかというと、ルーンは“肉体を鍛える”という経験がない人でも、本能の力を蘇らせ、直観力、インスピレーション力を高める才能を開花することができる道具だということです。魔術という言葉ではくくれない、現実でのあなた自身の“内なる力”を目覚めさせる……。

一千年以上の時を超えて、私たちのもとに在る神秘の古代文字。1つ1つのルーン文字に神が宿り、あなたにささやきかけています。その声に耳を澄ませて、日常の中で生かしていきましょうね。

久しぶりに、“肉体の力”について思いを巡らせることできました。質問してくださったみなさま、ありがとうございました。【ルーン塾】の生徒さんからは私の方が学ぶことが多いことを今日も知った、大事な時間になりました。

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ノルウェーのお土産、ヴァイキングのゲームをご紹介しました。一千年前に使われていたゲームを再現したもので、攻める、守るという戦闘ノウハウが学べるゲームでもあったようです。

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