きもの

2017年11月 9日 (木)

2017年11月6日入籍しました

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5日に日光・二荒山神社で結婚式を挙げました。

そして翌日、2人で婚姻届けを出しました。

彼は、神さまからの贈り物

人生の師匠が評するに、「太陽をいっぱいにあびた、ふかふかのおふとんみたいな人」。そのとおりの人です。一緒にいると、ホッとします。

今まで、お互いに、ひとり我が道を歩いてきて、結婚が遅くなりました。いつの間にか、いちばんそばにいる人になって、心と心がつながっていきました。

一生懸命生きてきた、天からのごほうびかな。これからずっと2人で生きていきます。

彼のご両親もやさしい方です。安心して、毎日を過ごしています。

お母さんに花嫁姿を見せてあげることもできました。

神さま、ありがとう

写真:日光の神橋を渡ったところで、彼のお父さんが撮ってくださいました。

世界遺産 日光二荒山神社Night Wedding
http://nikkofan.jp/topics/topics.php?id=255

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2017年3月16日 (木)

公式サイト「木に咲く花の文様」を更新しました

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杉原梨江子オフィシャルサイトのカテゴリーの1つ
「木に咲く花のもよう-藤の花」を更新しました。

花のいのちを身にまとう幸せについて書いています。京都・祇園の友禅作家、齋藤富蔵さん(故人)の思い出とともに

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◎樹種:フジ(マメ科)落葉高木
◎学名:Wisteria floribunda
◎シンボル:男女の絆、長寿


こちらから、「藤の花」の写真をクリックしてください。

➡ http://rieko-sugihara.com/tree_flower/wistera/ 

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2017年1月30日 (月)

花のいのちを身にまとう幸せ

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きものを着ることは、花のいのちを身にまとうこと。

公式サイトの「木に咲く花の文様」で、きものの思い出とともに、ツバキ文様の力についてエッセイを書きました。

こちらをご覧ください。
http://rieko-sugihara.com/tree_flower/camellia/

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紅花紬の着物で新年ランチ会

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1月28日(土)は北欧の古代文字「ルーン文字」を学ぶ【ルーン塾2017】の新年ランチ会。

お正月、今年こそ「きもの生活」を始めようと決意して、その第二弾。イタリアン・レストランへ、着物を着ていきました。

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ルーン塾の主宰をしている私と、塾生のみなさま  北欧の古代文字「ルーン文字」と北欧神話を勉強しています。

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着物は紅花紬。初めて、自分で買った着物です。今はなき、銀座並木通りの「きしや」さんで、ひと目ぼれ。

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帯にはチューリップの花が描かれた名古屋帯を選びました。帯締めはペパーミントグリーンで芽生えの色。帯揚げは淡いピンク色にブルーの絞り。春らしいピンク色の色合わせに、優しい若芽をプラスして、春の草原をイメージしてみました。

塾生のYさんのご主人のお店バジリコさんでおいしい料理をいただきました。
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前菜の盛り合わせ。

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トマトソースのパスタ。

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チキンのホワイトソースかけ。何よりおいしかったのはポテト。ボイルしただけということですが、あの独特の甘さはどこからくるんでしょう。

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切る前のケーキ。カットした後は、チョコレートで描いたワン・オラクル。

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ルーン塾の皆さま。心もおなかもホッとした幸せなひととき。楽しい時間をありがとうございました。

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小田急線・新百合丘駅から徒歩2分。

【ルーン塾2017ランチ・リーディング】
主催:ルーン塾長 杉原梨江子
■日時:1月28日(土)12時~1430分 
■場所:
バジリコ(川崎市麻生区万福寺1-12-3 東亜新百合ヶ丘ビル103 小田急線 新百合丘駅徒歩2
https://r.gnavi.co.jp/6k057ajh0000/
 

























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2017年1月17日 (火)

2017年あけまして、おめでとうございます。

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2017 新年あけまして、おめでとうございます。

今年こそ、きもの生活を復活しようと、初詣、着ていきました。

白の大島紬に、ツバキのちりめん名古屋帯。帯揚げは白の絞り、小さな緑の点が散っています。その緑は芽吹きに見立て、帯揚げは清めの水を意識して縹色(はなだいろ シックな青)

このお正月、着物のコーディネートをいろいろしてみました。

色の組み合わせで早春の草花をイメージさせたり、同じ着物と帯を帯締め1本で粋に、はんなりに…。

「日本女性に生まれてよかった」と心から思う、幸せなひととき。

月に何度も着物を着てた(雨が降っても着てた頃が懐かしい)、そんな生活は今難しいけど、時には着物でお出かけしようと決めたお正月でした。

今年も、すばらしい大樹と、美しい花と、素敵な人たちと、絆を結ぶ一年にしたいと願う、年の始まりです。

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2013年3月23日 (土)

語りかける花

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6時。コーヒーを入れて本を読む。朝目覚めてから、私の肉体に、すばらしい作家、芸術家たちの言葉を入れる時間。

今日は、染色家、志村ふくみさんの『語りかける花』。

読み進めるうちに、木村正俊先生の言う“覚悟”を思い出す。天からたくされた運命を受け入れ、突き進んでいく覚悟が私にあるだろうか……。

ページをめくっていくと、まさに今の私への天からの声のようにこんな文章に出会いました。

「古来、我々の先祖はすべての草木に霊があると考え、強い木霊の宿る草木は薬草として用いられた。薬草に宿る霊能によって、病が癒され、その薬草から色彩(いろ)をとり出して、布に染め、身にまとって保護したのである。それ故、草木から色を染めることは、単なる染色、装飾、としてだけでなく、生きることに直接つながっていた古代人の思想、信仰にも深く関わっていた。~中略~こうして、私自身も色をあつかう仕事をしながら、全く気付かずにすごした時期があった。ある時期から、ふと、ふしぎな木の声をきくようになった。草木の方からしきりに語りかけてくる言葉に、耳を傾けるようになり、やがて、私自身が、植物界の圏内にすっぽりとはまりこんで、その中の指令によって動いていることを否応なく感じさせられる時のあるのに気付くのであった。正に「植物は物語る」のである。」(彩暦より)

木から美しい色をとり出す染色家である志村ふくみさんはやはり木の声を聴いていた。

“植物界の圏内にすっぽりとはまりこむ”という感覚は私が大樹の下に立つとき、その木が生きている森の空間にすーっと溶けこんでいく感覚と似ている気がしました。

木が語りかけてくれる言葉をふたたび、つづってみようと思いました。

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志村ふくみ著『語りかける花』(人文書院)


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2013年2月20日 (水)

木に咲く花の文様―さくら

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さくら、サクラ、桜、歌舞伎の桜にうっとりした昨夜。

桜の帯を締めたくなりました。

まだ寒い今頃に桜をまとうことは、少しあたたかくなって、桜が咲き始めた季節を先取りするという、日本人の美意識。

昨日は夕方出かけるとき、雪花が舞っていました。

ひと足先に春を感じたくて・・・、今度の休日は着物を着て、どこかに出かけようかな。

今、オフィシャルサイトで、「木に咲く花の文様」図鑑をつくろうと思っているの。

いちばん初めに書いたのは、やっぱり、

これから少しずつ花の文様を書き足していくつもり。時々のぞいてみてください。

★杉原梨江子オフィシャルサイト「木に咲く花の文様」http://rieko-sugihara.com/tree_flower/

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2011年3月 9日 (水)

歌舞伎『源氏物語』の美しい着物

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市川染五郎さんの舞台があるので観に行きました。

三月大歌舞伎は、『源氏物語』の「浮舟」の場面が歌舞伎化されていたんです。

「浮舟」、大学時代に平安時代の変体仮名で習ったなあ。

今はもう読めないけど、その教科書はとてもきれいで大好きで、今でもとっています。

初めて見る歌舞伎の源氏、着物が最高に美しかった~。

匂宮(におうのみや)に扮した中村吉右衛門さんの、桜色に銀の鶴が舞っている着物。

桜色というのは写真のような、透明感のあるピンク色でした。そこに鶯(うぐいす)色が流れるように入っていて、春の夜明け空のようでした。

薫(かおる)役の染五郎さんの、白地に濃い紫の文様、紅紫の袴。紫の濃淡の優雅だったこと!

そして、浮舟は尾上菊之助さん。着物を見る余裕がないくらい、彼の存在そのものが美しく感動しました。

菊之助さんがこんなに優美で、かわいらしく、女らしいって、知りませんでした。そして徐々に、色気が増して、妖艶ささえ漂わせていく姿…。

女心が身につまされる展開でした。

私の後ろの席のおばあさんが「いやあね」とか「ひどいわねえ」とか「まあぁ」とか、吉右衛門さんのセリフにいちいち反応してたのが気になったけど、それはなぜ?というのは観てのお楽しみに。

何度でも観たい、色香漂う美しい『源氏物語』でした。

★三月大歌舞伎…3月2日~326日千秋楽。『源氏物語』は夜の部。新橋演舞場にて。

★出会った樹木…林昌寺(群馬県中之条町)の八重桜。

染五郎さんの本づくりのお手伝いをしたことがあります。染五郎さんが美意識を高め、ご自身の芸を磨いていかれる姿勢には、私たち女性が“自分だけの美”をつくりあげていくヒントがたくさんあります。ぜひ、読んでください。『瞳に「気品」を、心に「艶」を』(市川染五郎著・講談社刊)Photo

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2011年3月 5日 (土)

魔除けの花もよう~蝶々の帯は蘭の色

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花の色は着物のコーディネイトに役立ちます。

今日も舞台のお手伝い。

以前、京都でつくった蝶の着物、初めて袖を通しました。

着物も帯も、色は大好きな紅紫色をベースとしています。

大きな格子の綸子の小紋に、光悦の蝶を模した塩瀬の白い名古屋帯。Ssphoto022

帯に描かれた蝶々の色は、蘭の花のような色です。

帯揚げは蘭の花びらみたいな色、帯締めはくっきりした紫色で締めました。

紅紫色って、ちょっと色っぽすぎるかと思ったのですが、みずみずしくて春らしい色と誉められました。

着物を着ることで場が華やかになって、新作舞台というお目出たい席に、ちょっとでもお役に立てればと思いました。

劇団・新制作座を支えてきた叔父(真山正治)と母と三人で、久しぶりにゆっくりおしゃべりできたのも嬉しかったです。

★新制作座 創立60周年記念公演『万国旗の旗』紀伊国屋ホール(紀伊国屋書店4F)明日36日(日)14時開演の回まで。http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall.html

紅紫色の綸子、地紋は「紗綾形(さやがた)」。卍の字をくずして組み合わせた、日本古来の吉祥文様です。「雷文つづき」ともいいます。上品な文様ですが、雷のごとく激しい女心も秘めているように思います。

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2011年2月20日 (日)

魔除けの花もよう~菊の花~

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菊は、富と豊穣と長寿のシンボルです。

家族の繁栄をもたらすとされ、着物、食器などの柄に使われました。

菊ひとつとっても、文様は何百種類とあるんですよ。

99日は菊の節句。“花の浄化”の儀式が催されました。詳しくはまた、秋になったらお話ししましょう。

上写真は、愛らしい菊の袋帯です。Srimg0111

この菊のように、花火のような花びらの着物文様もよく描かれています。流れるような菊、妖艶で大好きです。

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